子どもが小学校に入学するのに合わせ、机を用意してあげますか?
小学校では勉強が本格的にスタートしますし、学習机はあって当然だという声は多いことでしょう。
その一方で、机は追々で…と考えるご家庭があるのもまた事実です。
小学校の入学に合わせ、子どもに学習机が必要なのか?
この問題について、今回は深掘りしていってみましょう。
小学校入学時に机は必要?いる・いらない2つの意見を深掘り!
こちらでは、小学校の入学にあたって、子どもに学習机が必要かどうかについての意見を見てみましょう。
必要だと考える人は、どんな理由でそう考えるのでしょう?
同時に、必要でないと考える人が、そう思う理由とは何でしょう?
机は必要だと考える
まずは、小学校入学と同時に机が必要だという考えについてです。
机が必要だと思うのには、こんな理由があります。
机に着く習慣を付けられる
保育園や幼稚園では、お絵描きや工作の時にしか机に着きませんが、小学校に入れば問答無用で着席です。
座って授業を受けるというのは、子どもにとっては意外と難しいことだったりします。
机に着くことが嫌で、勉強まで嫌いになってしまうケースも考えられます。
そうならないように、小学校の入学に合わせて机を用意します。
リラックス出来る家庭の中で、机と向き合う習慣を身につけることが出来ます。
机に着いて勉強するのが苦痛と感じるかどうかは、後々までずっと影響を及ぼします。
逆を言えば、小学校のスタート時に机に着くことが習慣づくと、その後の学習も上手くいく可能性があります。
小学校関係の物を片付けられる
いわゆる学習机は、小学校の学習で使う諸々の物を片付けやすいように作られています。
教科書であったりランドセルであったり、机があることでしまいやすくもなります。
別に棚を設けたりするにも、机ありきだとアレンジもしやすいです。
満足感を得られる
自分の机を持つことは、子どもにとってのある種のステータスとも言えないでしょうか。
事実、小学校の入学に合わせて机を買ってもらった子は、嬉しくて満足した気持ちになる子が多いと言われています。
自分の部屋がなかったとしても、自分の机は彼らにとって特別な「自分だけの場所」になるのです。
特別な場所だからこそ、自分できちんと管理しようという気も起ります。
自分の机を持つことで、整理整頓を学んだといった声も聞かれます。
また、机を用意してもらったことで小学生としての自覚が高まり、学習意欲が湧いてくる場合もあります。
机は必要ではない
小学校に入学したからといって、机は(まだ)必要ないと考える人もいます。
そう考えるのには、こんな理由が挙げられます。
必要になってから買う
机は必要だと思うけど、入学と同時でなくてもいいだろうという考えもあります。
小学校入学にはいろいろお金もかかりますし、経済的な理由から、机の購入を見送る人もいるでしょう。
また、自分の部屋があっても、小学校に入学してすぐは使わない子もいます。
妹や弟が小学校に入るのに合わせ、子ども部屋作りが固まってから用意するという考えもあるようです。
机の置き場所がない
住環境によっては、子どもの学習机を置く場所がない場合もあります。
兄弟が多くて、下の子の机までは用意出来ないといったケースもあります。
机で勉強しない
メリットのある学習のやり方として、リビング学習が挙げられます。
小学1年生のうちは特に、親が宿題を見てやらないといけない場面も多いでしょう。
そのため、自室ではなく、親のいるリビングで勉強する子が増えていると言われています。
自分の机があってもリビングで宿題をすることが予想され、そのために敢えて机を買わないという考えもあるのです。
実際に、入学に合わせて机を購入したものの、ほとんど使うことなく大人になったという人もいるようです。
小学校の入学に合わせて机が必要かどうかという問題に関しては、必要派・必要でない派それぞれの意見があるのですね。
子どもに机を用意しようか迷っている方は、これらの意見を参考にしてみてくださいね。
小学校入学で子ども部屋作りはどうする!?役立つアイデア3選!
小学校への入学は、子どもに自分の部屋を使わせるひとつのきっかけになります。
入学を機に、子ども部屋を作りたいという人は多いはずです。
いざ子ども部屋作りを始めようにも、何をどうしたらいいか分からない…。
何が必要?
あったら便利なアイテムって何?
そんな声にお応えし、子ども部屋作りに役立つアイデアを3つご紹介しましょう。
まずは机orランドセルラックから始めてみる
小学校入学時に、いきなり完璧な子ども部屋を作るのは難しいです。
というのも、小学校の6年間だけでも、子どもに適した部屋の環境が変わるからです。
小学校への入学というタイミングで部屋を作るなら、とりあえずは机かランドセルラックどちらかからスタートしてみましょう。
ランドセルラックとは、ランドセル及び学用品などをしまえるようになったラックのことです。
机で勉強しないなら、ひとまずはランドセルラックがあればいいでしょう。
収納面で言えば、小学校に入りたての頃は教科書の量も多くなく、机でもラックでも問題なく間に合うと考えられます。
兄弟で一緒の部屋もよい
一人っ子でないなら、ひとつの部屋を兄弟共用として作るのもいいでしょう。
小学校に入学してすぐに自分の部屋を使いなさいと言われても、まだまだ1人が怖い子も多いです。
下の子がいるなら、部屋で過ごすことも出来るようになるかもしれません。
我が家には2人の息子がおり、使える部屋は2部屋あります。
将来的には1人にひとつの部屋をあてがうことになりますが、ひとまずは2人一緒に過ごせるようにするつもりです。
うちもそうですが、部屋数があっても、部屋が狭いこともありますよね。
その場合には、どちらか一方を勉強部屋、もう一方を寝室にするというアイデアもあります。
親しみやすい空間に
子どものための部屋作りで重要なのは、そこが子どもにとって親しみやすい場所になっているかどうかです。
せっかく部屋を用意したのに、子どもがまったく使ってくれないでは悲しいですよね。
小学校入学を迎えたばかりの子どもは、自分の部屋があっても使いたがらない子も多いです。
せっかく子ども部屋を作るのであれば、子どもが喜んで使ってくれるようにしたいですね。
そんな部屋にしたいなら、部屋をデコレーションしてみるのもひとつの方法です。
子どもが好きなキャラクターやアイテムで、部屋を飾ってみませんか?
ポスターを貼ったり、キャラクターグッズを置くのもいいでしょう。
ただし、やり過ぎは禁物です。
勉強をする時に、気が散ってしまわない程度に留めておきましょう。
小学校に入学して自分の部屋を持ったら、そこで寝起きする子どももいるでしょうか。
慣れるまでは、1人あるいは兄弟と寝るのは心細いかもしれませんね。
そんな子には、蓄光テープで出来た星のシールがおすすめです。
ベッド際や壁、天井に貼っておけば、夜真っ暗にした時に輝く星空を見ることが出来ます。
家庭用のプラネタリウムも、楽しくておすすめです。
本当に必要!?小学校の入学準備と子ども部屋の問題!
子どもの小学校入学を機に、子ども部屋を用意しようと考えるご家庭は多いかと思います。
私自身もそんな1人で、物置き状態だった一部屋を片付け、学習机などを運び入れました。
子どもに部屋を与えるのに、小学校入学はこれ以上ないタイミングだとも言えます。
しかし、子ども部屋の準備は本当に必要なことなのでしょうか。
小学校入学準備の一環として子ども部屋を用意するのは、実際の所はどうなのでしょう?
子どもは部屋をほしがっているか?
子どもは、本当に自分の部屋をほしがっていますか?
親としては自室で勉強したり寝起きしたりしてほしいと思っていても、子どもはそうではない可能性もありますね。
まずは部屋の主となる子ども自身に、本当に自分の部屋がほしいのか確認してみましょう。
小学校に入学して間もない頃は子どもも不安が多く、自分の部屋で過ごすのを嫌がることもあるでしょう。
ずっと親にべったりなのではと焦る気持ちも分かりますが、いずれは自分から部屋をほしがるようになるはずです。
小学校入学時点で子ども自身が部屋をほしがっていないのなら、急いで準備する必要もないのではないでしょうか。
子ども部屋を設けることは現実的に可能か?
小学校の入学準備の中で、子どもに部屋を用意したいと思ったとします。
そこで一度考えてほしいのは、現実的にそれが可能かという点です。
そもそも、家の中に子ども部屋として空けることの出来る部屋はあるでしょうか。
我が家のように、空き部屋はあっても物置きにしている場合もあるでしょう。
それならば、まずは片付けることから始めなくてはなりませんね。
片付けるのはいいとしても、その部屋の中にあった物はどこに移動させましょう?
子ども部屋の準備を考えるなら、そういう点にも注意しなければなりませんね。
小学校入学のタイミングで必要か?
子どもがほしがっているのかどうか、子ども部屋として用意出来る場所があるのかに加え、まだ考えたいポイントはあります。
入学というと大きなタイミングのように思えますが、果たして、本当にそのタイミングで必要なものなのでしょうか。
弟や妹がいる場合、その子たちが小学校に上がるのを待って、共用の部屋を準備したという人もいます。
共用の部屋を用意する予定があるなら、子ども部屋を準備するのはひとまず待ってみてもいいでしょう。
上の子が小学校へ入学したタイミングで部屋を用意するなら、下の子と共用出来る仕様にしておくのもいいかもしれませんね。
まとめ
私の小学校入学に合わせ、両親は部屋と机を用意してくれました。
一番上の子だったこともあり、一通りの物を揃えてもらえた覚えがあります。
その甲斐あってか、1年生の頃から既に机に着くことは苦痛ではなかったです。
受験など、机にかじりつく必要が出て来た時には、苦もなく座っていられることをありがたく思ったものです。
そんな経験があるので、小学校入学を控えた息子には、考えるまでもなく机を用意しました。
机は小学校入学に合わせて準備するものという考えもあったので、そうでない人がいるのには少なからず驚きました。
しかし、その理由をよくよく聞けば、納得出来るものばかりなんですよね。
私も息子に対して理想を持っていますが、その理想通りに机を使ってくれるかはまだ分かりません。
小学校入学を機に机を用意するかは、家族ごとの考えがあって当然です。
しかし一番には、その机を使う子ども自身の考えを尊重出来ればいいですね。