待望の赤ちゃん!ついに私もママになる!
でも、産前産後の生活が心配・・・。
慣れない赤ちゃんのお世話をしながらきちんと家事もできるかな?
出産後って体もボロボロって聞いた・・・。
そんな不安から、里帰り出産を選ぶママは多いんじゃないでしょうか?
私も、旦那さんと離れるのは寂しいけど実家にいれば何かあったときも安心!
産後も実母に色々サポートしてもらいながら頑張ろう!
そんな風に思って、いざ里帰りしてみたはいいものの、想像していたのとは違って、結果かなり大変でした。
今回は、私の里帰り出産の経験をもとに、どうすればうまく実家で過ごせるかをお話ししたいと思います。
これから出産を控えている方も、今まさに悩んでいる方もぜひ参考にしていただければと思います!
子育ての先輩のはずの実母なのにどうしてイライラするの?
まず先にお伝えしておかなければいけないことがあります。
あなたを立派に育て上げてくれたお母様、もちろん大変なこともたくさん乗り越えてきて、経験も豊富です。
ただ、そのお母さんたちは、ほとんどのことを忘れてます!(もちろん中には覚えているお母さんもいるかもしれません)
みんな赤ちゃんを育てたのは、もう数十年前。
困ったことがあっても、そのころは今と違って調べればすぐ解決法が出てきたわけでもなく、大事な我が子を死なせないために、文字通り必死です。
記憶がほとんどない、という方が非常に多いのです!
なので、私の母も「これってどうすればいい?」とか聞いたところで「忘れた!」と言われることが非常に多かったです。
さらに、当時と今は育児のスタイルも考え方も大きく変わっているので、当時の記憶のまま止まった母がくれるのは、今の育児方法とはかけ離れたアドバイスばかりでした。
また、実家とはいえ一度家をでてしまうと、生活リズムも家事の仕方もガラッと変わり、やり方が違ったり、ものの場所がわからなかったりで、小さなストレスが溜まっていきました。
産後のママは「ガルガル期」といって、ちょっとしたことでイライラしたり、自分以外の人が赤ちゃんを触ることに嫌悪感を覚えてしまうことがあります。
ただこれは、動物が敵から赤ちゃんを守るために備わっている本能的なものなので、仕方のないことではあります。
以上のことなどから、せっかく里帰り出産したのに実母の想像とは違う頼りなさや、いつもと違う環境にイライラしてしまい、結局家事や育児は大変でも一人でやった方が気が楽だった・・・というのも非常によくある話なんです。
ちなみにこの里帰り出産の文化は、日本独自のものです。
メリットは産後の子育ての不安を打ち明ける相手がすぐそばにいること
里帰り出産は、もちろん悪いことばかりではありません。
産後しばらくママは慣れない育児で常に緊張しているばかりか、赤ちゃんはまだ朝と夜の区別がつかないため睡眠が細切れになり、1時間続けて眠れればいい方という状態です。
しかも、新生児期はなかなか外出もできず、家の中に閉じこもりがちになり、そこにホルモンの影響も出てどうしても悲観的になりがちです。
そんな辛い状況のときに、身内でしかも昔とはいえ子育て経験のある実のお母さんは、近くにいるだけで頼りになるものです。
里帰り出産をきっかけに喧嘩してしまったという親子も多いですが、それを乗り越えて仲が深まったという親子も多くいますよ。
里帰り出産での赤ちゃんの子育てにイライラしないための対処法
それはずばり、実母に「期待しすぎないこと」です。
実母を頼りにするのはもちろん悪いこととはいいません。
お母さんだってママになった娘のために色々としてあげたいと思ってくれていることでしょう。
ですが残念ながら、あまり期待はしすぎない方がいいです。
これはどっちが悪いとかではなく、育児の考え方は年々変わっていき、グッズも進化して便利になったり、赤ちゃんのことでも研究がすすみ、分かるようになったことも増えたので、リアルタイムで赤ちゃんを産もうとして色々と調べているママの方が、お母さんに比べて圧倒的に知識は豊富だからなのです。
あなたはもう立派な赤ちゃんのママなので、自信をもってお世話してください。
育児の主役はママである自分ということを忘れずに、ちょっと困ったときや助けてほしいときは実母にぜひ甘えてみて下さいね。
また、実家はかつて住んでいたとはいえもう別世帯になった、言ってしまえば他人の家です。
なので、家事の仕方や生活リズムが違うのは仕方のないことです。
あくまで独身時代とは違い、お世話になる立場として過ごすようにしましょう。
そうするとイライラするポイントが少し減りますよ。
まとめ
出産は、ママと赤ちゃんが命をかけて行う大仕事です。
産後のママの体は、交通事故に遭ったとき並みにボロボロで、赤ちゃんも知らない世界に突然放り出されて不安がいっぱいです。
そんな二人が急に生活を始めようとしても、やはりしんどかったり、うまくいかないことも多いのです。
そこで助けてくれる手があるのは、とてもありがたいことです。
実母とは言え、助けてもらえるのは当たり前と思わず、「親しき中にも礼儀あり」で感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
そして親子とはいえ、何を考えているかは伝えないとわからないものです。
自分はどうしたいのか、どうしてほしいのかしっかり伝えるようにして、甘えすぎずに大人同士の付き合いを心がけることをおすすめします。