子供にお手伝いをさせることはとても大事なことです。
勉強や運動をがんばることももちろん大事ですが、自分のことは自分でできる、お手伝いをできる子に育てることは何よりも大切だと考えます。
では、いつから子供にお手伝いをさせたらよいのでしょうか。
今回は、わが家の経験をもとに、子供のお手伝いのお話をしたいと思います。
子供にお手伝いはいつからさせる!?
子供にお手伝いをさせるというと、ママにとって少し手間になる作業を思い浮かべる方もいるかもしれません。
でも、お手伝いというのは、そんなに大ごとにとらえなくても、ちょっとしたことから始めさせていいと思います。
わが家には二歳差の二人の息子がいます。
上の子が二歳の時に下の子が産まれましたので、当時は、2人の育児に追われ、猫の手も借りたいほど忙しい日々を過ごしていました。
ですから、長男には、かなり早い段階から、ちょっとしたお手伝いをさせていました。
長男が三歳になると、次男のお世話をするときに、よく長男にお手伝いを頼んでいました。
次男が、ぐずって泣いてしまったときに、ガラガラであやしてもらったり、いないいないばあをしてもらったり。
長男自身も、遊び感覚で楽しんでやってくれていましたが、これも立派なお手伝いだと思っています。
また、次男に離乳食を食べさせるとき、エプロンをつけてもらったり、次男の食べこぼしを拭いてもらったり。
長男もまだ幼かったので、うまく拭けなかったりもするのですが、何しろ忙しい毎日。
少しでも手伝ってくれる長男の存在はありがたかったです。
そういうわけで、わが家では、息子が3歳くらいのときから、少しずつ、子供ができるお手伝いをさせていました。
お手伝いはどんどんさせよう!子供のやる気を引き出すには?
長男が三歳くらいのときから、お手伝いをさせていたわが家ですが、幼稚園に入ってからは、できることもどんどん増えていったので、お手伝いも積極的にさせました。
当時、幼稚園生だった息子がやっていたお手伝いは、靴ならべ、食事の前後でのテーブル拭き、引き続き次男のお世話などでした。
お手伝いをしてくれた時は、どんな小さなお手伝いでも、気持ちを込めて思いっきり褒めました。
「○○くんのおかげで、ママとっても助かったよ!さすがだね!!」
子どもは褒められれば褒められるほど、やる気を出します。
お手伝いを楽しいと思ってくれると、遊び感覚で、どんどん手伝ってくれるようになるのです。
また、お手伝いノートを作ることもおすすめです。
わが家では、息子専用のノートをつくり、お手伝いをしてくれたら、ありがとうシールを貼ることにしていました。
子供はとにかくシールが大すきです。
シールがたまるのは、たくさん頑張っている証。
ノートいっぱいにシールが集まったときには、いつもよりちょっと豪華なおやつを出して、「たくさんがんばってくれてありがとう!!」と感謝の気持ちを伝えました。
このような方法で、わが家の息子は、お手伝いが大好きな子になりました。
子供にお手伝いをさせるメリットは?
さて、子供にお手伝いをさせるとどんなメリットがあるでしょうか。
単純に手伝ってもらえると、ママの負担が減ります。
しかし、幼いうちのお手伝いは、逆にママに負担がかかることもあります。
子供にお手伝いを頼んだのに、失敗され、逆に大変な事態になってしまうことも。
でも、そんな時も決して子供を叱らないでください。
せっかく頑張って手伝おうと思ったのに、怒られてしまっては、子供はやる気をなくしてしまいます。
頑張ってくれたことに、感謝の気持ちを伝えるようにしてください。
幼いころのお手伝いは、かえって手間がかかることもありますが、経験を積むことによって、子供たちは、どんどんお手伝いが上手になっていきます。
きちんとお手伝いの仕方を教えることで、成長に伴って、ママのお手伝いがどんどんできるようになり、きっとママの手助けをしてくれることでしょう。
しかし、幼いころは手間がかかるからと言って、全くお手伝いをさせず、小学生高学年になってから、急に子供にお手伝いを頼んだらどうなるでしょう。
今まで手伝っていなかったのに、急に頼まれた子供は、「どうして手伝わないといけないの?お母さんがやってよ。」という態度になってしまう可能性があります。
楽しみながら、幼いころからお手伝いをさせておくことで、生活の中で、手伝うことの習慣が身に着くのです。
また、お手伝いが身についていると、自然としっかりした子に育ちます。
学校や社会に出た後も、きっと気が利く人間になれるはずです。
お手伝いから学べることはたくさんありますので、ぜひ積極的に子供にお手伝いをさせてみてください。
まとめ
今回は、子供のお手伝いについてお話ししてきました。
お手伝いが好きな子、進んで誰かの手助けができる人間に成長してほしいと思ったら、幼いころから少しずつ、お手伝いをさせることをおすすめします。
子供が楽しんでお手伝いができる環境づくりを心がけてみてください。