子供の初節句で親戚の方からお祝いをいただいたので、お返しをしたい。
でも、そのお返しはいつしたらいいのか、それに相場やおすすめの品物など、初めてのことなので、知らないことばかりで困ってしまいますよね。
そういうしきたりに関する事って、なかなか難しいですね。
今回は、初節句のお返しを親戚の方に渡すタイミングや相場など、ご紹介したいと思います。
初節句のお返しはいつすればいいの!?
一般的には、お返しは初節句が終わってから、1週間以内とされています。
親戚の中でも特に関係が近い人や、普段からお付き合いのある親戚でしたら、少々の遅れは許されますが、普段あまり会う機会がない親戚の方でしたら、なるべく早くお返しするようにしましょう。
お返しをする前にできるだけ早く、初節句のお祝いをいただいたことへの感謝の電話やお礼状を出しましょう。
まずは、親戚の方に感謝の気持ちを先に伝えるのが大切で、それから初節句のお返しを贈っても失礼にはなりません。
また、事前に初節句のお祝いを送ってくれる親戚の方っていらっしゃいますよね。
そういった方には、初節句より前にお返しを渡してもいいのか疑問がわいてきますね。
ですが、初節句の前のお返しは、マナー違反になります。
これは、相手の方に対して「迷惑です」というメッセージになってしまうのです。
ですので、必ず初節句のお祝いの後にお返しをするようにましょう。
初節句のお返しの相場はいくらぐらい?
相場は、いただいた金額やお祝いの品の半額~3分の1が、目安になります。
たまに親戚の方で、とても高価なお祝いをくださる方がいらっしゃいますよね。
そういった場合は、半額~3分の1といった範囲にとらわれずに、無理のない金額のお返しで大丈夫です。
ご親族の間で決まっている場合は、当然それに従えばいいのですが、そうでない場合はご両親にも相談してみてください。
そうはいっても、感謝の気持ちを伝えることが大切ですので、それをお伝えできれば問題ありません。
ここでひとつご注意いただきたいことがあります。
それは、目上の方にお返しをする場合は、いただいた金額より高いお返しをするのはNGだということです。
これは失礼にあたりますので、お気をつけくださいね。
お返しと一緒に、感謝の言葉をつづったメッセージカードなどをそえれば、なお喜んでいただけるでしょう。
初節句のお返しにおすすめの品をご紹介!
初節句のお返しの贈り物は、どんなものがいいでしょうか?
お返しで人気なのは、
- お菓子
- お米
- タオル
- カタログギフト
- 日用品
と、なっています。
どれも、もらっても困らないというのが大きなポイントです。
お菓子などは、袋や外箱に子供の名前を入れたりできるサービスもありますので、お返しにピッタリですね。
では、注意しなければならない点についても考えてみましょう。
親戚の方の家族構成
お菓子を贈る場合は重要になります。
ご家族の中で、誰かが食べられなかったとなると、せっかくのお返しも台無しになってしまいますよね。
お相手の好み
お相手の、趣味や好みを知っておくことも大事です。
直接本人に聞ければいいのですが、聞きにくい場合は、まわりの人にそれとなく聞いてみてください。
生活スタイル
親戚の方なのでご存じとは思いますが、ご職業や、普段どんな生活をされているのか、今一度しっかりと確認しておきましょう。
必要がないものや、賞味期限があるものを贈ると迷惑になってしまうケースもあります。
また、お返しの品に関しては、縁を切ると解釈されることにもつながる包丁や、踏みつけるともされるマット類や靴などはNGです。
さらに、弔事で用いられる日本茶もふさわしいものとはいえませんので、おすすめできません。
そして、お返しの品には「のし」をつけるのをお忘れなく。
この場合の「のし」は、喜び事ですので、「紅白の蝶結び」を使います。
表書きの上には「初節句内祝い」または「内祝い」と書きましょう。
そして、下の部分には、「子どもの名前のみ」を書きます。
この場合、名字は書きませんので間違えないように注意をしてくださいね。
初節句のお返しには子供の写真を添えるのもおすすめ!
親戚の方にお返しする時には、感謝の気持ちをこめてお子様の写真をそえてみることもおすすめします。
ひな人形や鎧兜の前で、贈っていただいたお祝いの品と一緒に写した写真がいいでしょう。
もらった方は、「贈ったお祝い、喜んでくれたんだな~!」と、感じてもらえるはずです。
きっと、笑顔になっていただけることでしょう。
また、郵送でお返しする場合には、お返しの品と一緒に必ずお礼のお手紙も忘れずに付けることをおすすめします。
その方が、もっと丁寧に感じていただけますよ。
そして、お礼の手紙は、なるべく手書きで書くといいと思います。
少々字がへたでも、悪い気はしないと思いますし、より感謝の気持ちも伝わると思いますよ。
感謝の言葉と一緒に、お子様の名前の由来などもお伝えすれば、よりお相手の印象に残るでしょう。
手紙の文中には、「お返しに」や「返礼に」という言葉を使うのは失礼になりますので、くれぐれもひかえてくださいね。
まとめ
本日は、親戚の方に初節句のお返しをする場合のタイミングや相場などをご紹介させていただきました。
あとは感謝の気持ちとともに、お返しの品をお贈りするだけですね。
きっと喜んでいただけることでしょう。
思い出に残る、初節句になるといいですね!