夏休みはキャンプにでかけたり、海に出かけたり、普段なかなかできないことを体験するのがおすすめです。
子供たちに、たくさんの思い出を作ってあげたいですね。
でも、毎日毎日出かけるわけにもいかないし、暑い日中は外に出るのも億劫ですよね。
そんな時には、読書がおすすめです!
普段、なかなか本を読まないというご家庭も、この夏休みを使ってたくさんの本の読み聞かせをしてあげましょう。
親子でたくさんの本を読むいいチャンスです!
今回は、夏休みにぜひ読んでほしい本をいくつかご紹介したいと思います。
読み聞かせで小学二年生の夏にはこの本がおすすめ!
なぜ?どうして?科学のお話2年生 (よみとく10分)
著者:大山光晴
出版社:学研プラス
むずかしい文章ではなく、身近などうして?が、読みやすく書かれた本です。
親子で読み聞かせを楽しみながら、自然と科学に興味が持てるようになる本です。
寝る前の10分間を使って、親子でいろんな不思議を楽しんでみませんか?
ここで興味を持ったことがあれば、そのまま夏休みの自由研究として取り組んでみてもいいでしょう。
「まゆ毛は 何のために あるの?」「どうして 火山は ふん火するの?」「ガムは 何から 作るの?」など、親でも知らなかったことがわかり、ためになる本です。
たくさん読んで、子供が身近な科学に興味を持ってくれるようになると学習にもつながるし、とても役に立つ本です。
10分で読める伝記 2年生 (よみとく10分)
著者:塩谷京子
出版社:学研プラス
低学年のうちから、伝記を読んでおくことはとても大切です。
たくさんの偉人に刺激され、自分もこんな人になってみたい、こんなことをやってみたいと、夢が広がったり、目標をもってくれたらうれしいですよね。
こちらの本はとても分かりやすく、読みやすく作られていますので、伝記の入門としておすすめです。
興味がわいた偉人、お気に入りの偉人がみつかったら、更に詳しく書かれたその偉人の本を読んでみるといいですね。
まずは、この本を読んで、世界にどんな偉人がいたのかを知るきっかけになってくれればと思います。
タヌキのきょうしつ
著者:山下明生
出版社:あかね書房
始めて広島に小学校ができた頃、なんとタヌキも夜の学校で一生懸命勉強をしていたという設定のユーモラスを交えたお話です。
夏休みといえば、広島長崎の原爆記念日、日本の終戦記念日があります。
小学校低学年の子供に戦争について教えるのは難しいかもしれません。
しかしこの本は、ほのぼのとしたタヌキたちのお話しを通して、戦争、平和について親子で考えることができる本です。
決して難しく堅苦しい本ではなく、とても読みやすいので、低学年のお子さんにもわかりやすいお話です。
タヌキの姿から平和の尊さが伝わりますし、改めて広島の歴史を見つめることができる一冊となっています。
大きい1年生と小さな2年生 (創作どうわ傑作選)
著者:古田足日
出版社:偕成社
かなり読み応えのある一冊ですが、時間に余裕のある夏休みに、お子さんに読み聞かせをするにはぴったりの本です。
見た目と中身が真逆の2人の小学生の話です。
体は大きいけれど甘えん坊、お母さんに頼ってばかりで、精神的にとても弱いところがある1年生のまさやくん。
対して、体は小さくても、自分の気持ちに正直で、思った通りに行動することができるというしっかり者のあきよちゃん。
そんな対照的な2人が、友達になって一緒に過ごしていくうちに、しだいにお互いのことを理解するようになっていくというお話です。
子供たちの成長していく姿に、読み聞かせしている親までウルっときてしまう一冊です。
子供の心情、友情、自立を見事に描いている本で、子供たちも、この本を読んで、感じるものがきっとたくさんあることでしょう。
子供同士で遊びながら成長していくことの大切さを実感させられる本です。
おともださにナリマ小
著者:高楼方子
出版社:フレーベル館
読んでいるうちに、誰もが不思議な世界に引き込まれていくようなそんな本です。
迷子になった主人公がたどりついた学校はなんだかいつもと様子が違います。
おかしな学校にはじぶんそっくりの人もいたりして、ドキドキする展開に目が離せませんよ。
ドキドキから、読み進めていくうちに楽しい気持ちにもさせてくれる一冊です。
読んでいくうちに、この不思議な本のタイトルにも、なるほど!と、納得できるでしょう。
親子で、不思議な世界を楽しんでみましょう。
子供たちも、話の展開にワクワクしながら、夢中になって読み聞かせを聞いてくれることでしょう。
かあさんのしっぽっぽ (おはなしいちばん星)
著者:村中季衣
出版社:BL出版
忙しいお母さんと、まだ甘えたい盛りの女の子のお話です。
お母さんと女の子の気持ちのすれ違い、反発、心を通わせる様子が描かれています。
読めば読むほど深い話だなぁと思わされる作品です。
主人公の女の子は、あることから、本物のかあさんはきっとキツネに食べられてしまって、目の前のかあさんはキツネが化けているに違いない…と思い込みます。
そして、考えた女の子は、きつねのしっぽをつかまえようと試みるのです。
このお話しを読んでいると、「まさか自分のお母さんもキツネなのでは!?」と思ってしまう子もいるかもしれません。
それくらいお話しに、ぐっと引き込まれていく本ですよ。
まとめ
今回は、小学二年生の夏休みにおすすめの読み聞かせの本について書かせていただきました。
本が苦手な子でも聞いていられるような短い短編集から、夏休みだからこそ時間をかけて読み聞かせしてほしい長編の物語まで、いろいろなタイプの本をご紹介させていただきました。
ぜひ、今回の記事を参考に、お子さんにぴったりの本を読み聞かせしてあげてほしいと思います。