結婚式やお葬式など、冠婚葬祭ではお金を包んでお渡ししますよね。
そんな時、大人としてきちんと使いたいのが「ふくさ」。
ご祝儀や香典などを、むき出しにして渡してしまうのは、お相手に失礼。
大人として失格です。
もしもの時に備えて、事前にしっかりと準備しておきましょう。
そこで本日は、ふくさに関するお役立ち情報をご紹介させていただきます。
「ふくさはどこで売っているの?」
「ふくさがない時はどうするの?」
「ふくさの包み方やお札の向きは?」
など、内容盛りだくさんでお届けしますね。
ふくさはどこで売っているの?
ふくさは、急に必要になったりすると、とっても困りますね。
いざという時に慌てないよう、ふくさはどこで売られているのか確認しておきましょう。
ふくさは、こちらでお買い求めいただけます。
*大型スーパー
*ネット通販
*スーツ売り場
*呉服店
*ロフトや東急ハンズなどの大型雑貨店
*文房具店
たまにコンビニでも販売されているのを目にしますが、お店によっては扱っていない場合もありますので、注意が必要です。
「そんなに頻繁に使うわけではないので、安いもので十分。」と、お考えの方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方には、100均ショップのご利用をおすすめします。
なので、普段からお近くの100均ショップをチェックしておいてくださいね。
ふくさには慶事用、弔事用、慶弔両用の3種類がありますのでお店でちゃんと扱っているか、事前にしっかりと確認しておきましょう。
そうしておけば、急にふくさが必要になった場合でも安心ですよ。
また、ふくさの色が慶事用と弔事用では異なります。
- 慶事用では、使えるふくさの色は暖色系になります。
- 桃色・赤色・オレンジ色・紫色など。
- 弔事用では、ふくさの色は寒色系です。
- 紺色・緑色・グレー色・紫色など。
そして、慶弔両用のふくさの色は、女性ではえんじ色・男性では紺色・男女共用では紫色です。
慶弔両用で使える紫色のふくさでも、柄が入っているものは慶事用になってしまい、弔事には使えませんのでご注意くださいね。
ふくさがない時は何で代用できる?
急にふくさが必要になったのに手元にない、どうしよう・・・とお困りの方。
これは慌ててしまいますよね。
でもご安心ください。
こちらの動画で、ハンカチを使ったふくさの作り方が紹介されています。
ふくさをすぐに用意できないという場合は、かわりにハンカチを使うことができるので安心ですね。
ふくさの包み方の向きは?慶事と弔事では違うので注意しよう!
ふくさが用意出来ても、ご祝儀や香典の包み方、それにお札を入れる向きが分からなければ大変ですね。
大切なお金を渡すのですから、きれいにふくさに包んでお渡ししましょう。
でははじめに、ふくさの包み方からみていきましょう。
慶事の場合
- 四隅が上下左右に来るようにハンカチを広げ、ご祝儀袋を真ん中より左側に置いてください。
- 左の角を持ち、ご祝儀袋の側面に沿って折りたたみます。
- 上の角を持って、ご祝儀袋の形に合わせて折ります。
- 下の角もご祝儀袋の形に合わせて折りたたんでください。
- 角がはみ出てしまう場合は、角が見えないように内側にして下に折り返します。
- 最後に左から右に向かって包めば完成です。
弔事の場合
慶事の場合と逆に包んでいただければ大丈夫です。
こちらの動画がわかりやすいので参考にしてください。
いかがですか、とっても簡単ですよね。
普段から練習しておけば、いざという場合でも慌てずに済みますね。
袱紗に入れるお札の向きをご祝儀袋・香典袋別にご紹介!
では次に、ご祝儀袋や香典袋にお金を入れる際の向きを確認しておきましょう。
お札の入れ方や向きに関しては、あまり気にしなくてもいいのでは?という意見もあるようですね。
でも、やはり正式なマナーを理解しておいた方が安心。
この機会にしっかり身に付けておきましょう。
ご祝儀袋のお札の向き
お札には表と裏がありますが、人物が写っているほうが表。
1万円札の場合は福沢諭吉さんが、そして千円札の場合は野口英世さんが写っている方をこちらにしてご祝儀袋に入れてください。
お札の上下は上側が人物、そして下側が金額となります。
2枚以上お札を入れる場合は、お札の向きを揃えてください。
1万円札と5千円札を一緒に入れる場合は、1万円札が手前。
そして、なるべく新札を入れてくださいね。
これには、これから新生活を迎える新郎新婦を、折り目の無い新しいお札でお祝いするという意味が込められています。
しきたりにはそれぞれ、ちゃんとした理由があるのですね。
新札が用意できない場合はしょうがないですが、くれぐれも破れたものや、ヨレヨレになっているお札を入れるのは避けてください。
これらを守っていただければ大丈夫です。
香典袋のお札の向き
ご祝儀袋と同じように、表向きに入れます。
そして、お札の上下は上側が金額、下側が人物となります。
この点が、ご祝儀袋にお札を入れる場合とでは異なりますので注意してくださいね。
香典袋の場合も、2枚以上お札を入れる場合はお札の向きを揃えてください。
そして、香典袋には、通例として新札は入れません。
不幸を予定、または準備していたように思われるためです。
新札しかない場合は、その新札を一旦折り曲げてから入れていただければOKです。
この際も、破れていたり、ヨレヨレになっているお札を入れるのは避けましょう。
まとめ
本日は、ふくさに関するお役立ち情報をご紹介させていただきました。
これで、急にふくさを使うような事があってもバッチリですよね。
社会のしきたりやマナーは、大人になると、とっても大切です。
でも、しっかり身に付けておけば、周りからの評価もアップ。
信頼されることにもつながりますね。
ぜひ、今回の記事を参考にしてみてください。