空手を子供に習わせるメリットとデメリットをご紹介します。
子供に、礼儀を学ばせたい!
そう思ったとき家庭でしっかり躾けることももちろん大事ですが、おすすめの習い事があります。
それは、「空手」です。
やはり、武道は礼儀を重んじています。
中でも幼児期から空手を習うことはたくさんのメリットがあります。
この記事では
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・子供に空手を習わせるメリット
・子供が空手を習うことによるデメリット
・空手を習うことで得られるよい効果
・何歳から習い始めるのがいいのか
・子供に合った空手道場の選び方と月謝
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などについて詳しくお伝えします。
わが家の実体験をもとにご紹介しますので、お子さんに空手を習わせようかと考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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子供が空手を習うメリットをご紹介!
空手を息子に習わせてみてわかったメリットをいくつかご紹介したいと思います。
あいさつなどの礼儀が学べる
教室によって差はあるとはいえ、多くの空手教室では礼儀を大切にしています。
師範(指導員の先生)には必ず挨拶するとき、「押忍」といい、腕で十字を切ります。
着替えて道場に入る時また遅れて道場に入る時など、必ず「押忍」と元気に言います。
また、相手の話を聞くときは姿勢を正して正座し、相手を敬う心なども空手の稽古を通して自然と身についていきます。
幼児期でも、自然と礼儀が身につき中でも挨拶については、しっかりできるようになりました。
幼稚園でも、小学生になってからも息子は挨拶をいつも褒められていました。
これも道場で挨拶の大切さを、植え付けられたおかげでした。
集中力が養える
空手は、静と動の切り替えが激しい武道です。
集中力なしにはできません。
そのため、空手道場に通い練習していくうちに、自然と集中力がつくようになります。
幼稚園生で習い始めた当初、落ち着きのなかった息子も小学生になるころには、かなり集中力のある子に育っていました。
精神・肉体ともに鍛えられる
空手教室に通うと、空手の型や組手を学びます。
それ以外にも基礎練習で体力づくりも行うため、日々、肉体的に鍛えられます。
また、空手教室での稽古は一人でするわけではなく、たくさんの仲間とともに行います。
1人だったら投げ出してしまいそうな辛い練習でも、一緒に頑張る仲間がいると励まされるし、ひとりだけ音を上げるわけにはいきません。
もちろん、練習してもなかなかうまくいかないこともありますが、それを乗り越えることで精神的な強さも身につけることができます。
(いい意味で)勝負にこだわる、負けず嫌いの性格になる
武道をやる以上は、勝ちにはこだわります。
組手では、相手と戦います。
全力でやりあう組手は、子供にとってとてもハードなもので、みんな真剣です。
試合で負けたら悔しいし、もっと強くなりたいと思うものです。
勝った時の喜びと負けた時の悔しさを知ることは、子供が成長し、生きていく上でとても大切なことです。
わが子も、空手を習ったことで、負けず嫌いになりました。
悔しさをばねに大きく成長できるのが空手です。
ストレス発散になる
小さい男の子は、テレビ番組で戦隊ものをみて、マネして戦いごっこをするのが大好きです。
また、小学校の高学年から中学生にかけては、反抗期に入る子供もいるでしょう。
空手は、そんな子供の有り余るエネルギーを発散させるのにも最適なのです。
普段の遊びで、お友達を叩いたりするのはよくありませんが、空手の組手では、相手と思いっきりやりあえます。(もちろんルールは守って)
元気な男の子で家では手に負えない場合も、空手教室に通えば思う存分体をつかって、ストレス発散できるでしょう。
体幹を鍛えることができる
空手で相手に強い蹴り・強い突きをするには、体幹が強くなければいけません。
空手教室で稽古をしていると、自然と体幹が鍛えられるのです。
体幹が強いと姿勢もよくなります。
最近は、スマホやゲームの低年齢化で姿勢が悪い子が目立ちます。
姿勢がよくなると代謝もよくなり、エネルギー燃焼効率も上がります。
空手を子供に習わせることのデメリットについて。
空手を習うメリットをたくさんご紹介しましたが、今度はデメリットについても見ていきたいと思います。
けがをする可能性がある
これは空手に限らず、スポーツの習い事全般にいえることですが、けがの危険性はゼロにはできません。
とくに、空手の組手では相手と戦うわけですから、突き指・打撲などの可能性がないとはいえません。
もちろん、細心の注意をはらって師範も指導をしますから、頻繁にけが人がでるというわけではありませんが、可能性はあるということは頭に入れておいてください。
子供が組手を嫌がる可能性がある
おとなしいタイプの子だと、組手を嫌がる可能性があります。
組手は自分を守ることも大切ですが、相手に向かっていく闘争心も大切です。
やられっぱなしでは痛い思いをするばかりで、嫌になってしまうかもしれません。
負けた悔しさをばねに、強くなりたいと思う心をうまく引き出せるように、親のフォローも必要になってきます。
子供が空手を習うことで得られるよい効果とは!
わが家の息子が空手を習ってみてわかった一番の効果は、礼儀が身についたことです。
挨拶は大きな声でしっかりとできるようになり、姿勢を正して人の話を聞けるようになりました。
また、先輩を敬う気持ち・後輩のお手本になる心も育ちました。
空手を習わなければ年齢の違う子たちとかかわることはなかったと思うので、これは本当によかったと思います。
稽古で分からないところは先輩に教わり、後輩には自分が教えることもあります。
小学生低学年も、幼稚園生には指導します。
指導する難しさを実感するから、先輩に教わる時は感謝の気持ちを持つようになります。
この上下関係を持てたことはとてもいい経験になり、今後社会にでていくにあたってもとてもいい効果があると思います。
小学生の女の子で空手を習い事にしているご家庭の体験談
女の子にも空手がおすすめです。
男の子の習い事といったイメージが強いですが、護身術はこれからますます女の子に必要になると思い、1年前から通わせています。
娘はあまり集中力のない子ではじめはよく怒られていましたが、必要な場面で集中できるようになりました。
最近の子供たちは、家族以外に怒られたり怒鳴られたりする機会が少ないので、毎回道場でカツを入れられ、年上を敬えるようになりました。
実際の空手の練習はテレビなどで見る派手なアクションとは正反対で、地味な練習の積み重ねがとても大切です。
おかげでコツコツつづける精神力も少しずつついてきました。
まだはじめて1年少しですが、第三者からの不意な攻撃も交わせるようになってきました。
頑張りに応じて帯の色が変わっていくので、それを楽しみに続けています。
最初に道着の購入は必要ですが、他に道具は必要ないし、特別なスペースがなくても練習できるので、費用もあまりかからずおすすめな習い事です。
「6歳から習い始めた女の子を持つママ 」
空手は礼儀作法を重んじる習い事なので、礼儀を学ぶことが出来ると感じました。
技を覚えるときも複雑な技があったりするので、頭を使うこともあります。
そして頭の回転も速くなるような気がします。
体力も、もちろん付きますし、根性も付くと思います。
また、昇級審査の時には人前で技を披露することになります。
それもまたとても良い経験になると思います。
緊張して審査をやり遂げて昇級できれば喜びも大きいと感じました。
自分の子どもは結構恥ずかしがり屋の子ですが、空手の時はのびのびとして楽しそうに練習しています。
年の違う子とも練習するので、気を使われたり、気を使ったり。
相手が痛くならないように技をかけたりと、思いやりの心も育っていると思います。
技が難しいときには何度も丁寧に教えていただいて、先生方もとてもやさしくて子供は楽しく続けられています。
そして、筋トレ・柔軟体操なども頑張ってこなしています。
これからも続けていきたいです。
「7歳から習い始めた女の子を持つママ」
やはり1番は礼儀正しくなること。
成長も伴いますが、久しぶりに会った祖父母・担任以外の学校の先生、近所の方などへのあいさつの仕方、しゃべり方など、空手を習い始めてからかなり褒めらるようになりました。
実際ほぼ初めましての学校の保護者の方から、「○○ちゃんは、いつも気持ちの良いあいさつをしてくれて嬉しい。」と言われたことがあります。
また、姿勢がかなり良くなります。
うちの子はストレートネックで猫背だったのですが、空手を始めてから猫背が改善されました。
疲れやすかった身体が姿勢がよくなったことで改善され、授業中も発言の機会が多くなり、結果自分の意見をきちんと述べられるようになりました。
この2点は周りの大人から褒められる要素がかなり多くなるため、褒められることで本人のやる気につながり、何事にも臆せず挑戦する姿が多くなりました。
挑戦して失敗しても、周りの大人たちが認めてくれているという実感があるためなのか、あまり落ち込むことなく次に向かっていっていると思います。
「8歳から習い始めた女の子を持つママ」
空手を子供に習わせるのは何歳からがおすすめ?幼児から始めてもOK?
わが家では、息子が幼稚園の年少(4歳)から、空手を習い始めました。
習い始めのころは、胴着がまだブカブカでかわいかったことを思い出します。
小さい子にも、先輩や師範が優しく(時には厳しく)指導してくれたので、幼稚園生からはじめても全く問題ありませんでした。
幼児期からしっかり礼儀を学べる点でも、早くから習い始めることはとてもいいことだと思います。
ただ、幼稚園生から習った場合、胴着を嫌がる子もいるかもしれません。
普段の服より最初は動きにくく感じるのです。
慣れてしまえば大丈夫なのですが、体が小さく胴着を嫌がるようでしたら小学生から始めるのもおすすめです。
空手は上下関係もしっかりしていますので先輩との関係、後輩に教える力を身につけることもできます。
小学生の間、年齢の違う子たちとのかかわりを持てたことは、とてもいい経験になったと思っています。
空手を子供が習うのは何歳まで!?
さて、空手は何歳まで習うのがいいのでしょうか。
空手は大人になってから始める人も多く、高齢になってからも続けられる武道です。
70代になっても、空手を頑張っている人もたくさんいます。
子供の習い事として空手を始めた場合、小学生卒業や中学生卒業のタイミングで辞める子が多くみられます。
部活が大変になったり学業に専念したいといった理由で辞める人が多いですが、また大人になったときに趣味として再開することもできます。
自分で「茶帯まで進級したらやめよう。」など、目標を決めて達成感を味わってから辞めるのもいいかもしれませんね。
もちろん、幼児期から習って高校生・大人まで続けて黒帯まで行けたら文句ありませんが、自分の進路や他の習い事との兼ね合いで決めてほしいと思います。
一度辞めたとしても、大人になったときまた再開できるのは空手の大きな魅力だと思います。
子供に合った空手道場の選び方!
まずは、一度見学・体験にいってみることをおすすめします。
師範との相性は、とても大切です。
一度、子供に体験させてみて子供の意見をきくことが一番重要です。
道場によって、稽古数も変わってきます。
基本的に週二回の稽古をしている道場が多いですが、これも道場によって違うので確認が必要です。
入門を決める前にあいている曜日、稽古の時間もしっかりとチェックしてください。
また、道場にはさまざまなタイプがあり全国大会に出場するのが当たり前という、いわゆるスパルタ道場もあれば、体力づくりを目的としている道場もあります。
運動神経抜群で、スポーツが得意、試合にたくさんでたい!と思っている子と、運動が苦手で競い合うのが苦手なタイプの子では、選ぶ道場も変わってくると思います。
やはり、本人が一番頑張れる環境に身をおくことが大切です。
本人がその道場にとけこみ、空手を楽しめる環境を探してほしいと思います。
空手教室に子供が通うときの月謝はいくらが相場?
空手教室の月謝は、大体3000円~6000円くらいのところが多いです。
教室によっては、入会金や施設費などに数千円くらいかかるところもあるので確認が必要です。
また、胴着・サポーターなどを最初に購入するので、初期費用で一万円前後は用意することになるでしょう。
一般的に学校の体育館や地区センターなどを貸し切っているので、月謝も比較的安く設定されているところが多く、師範が自分の道場をかまえているところは、月謝が高い傾向にあります。
空手を習ったら家でも型の練習をするのが大事!
前述したように、空手は道場によって稽古回数が違います。
毎日通い放題のところもあれば、週に1回というところもあります。
毎日通い放題のところであれば家で練習する必要はそれほどありませんが、週に1回のところでは家での練習も必要になってきます。
特に型を覚える場合、道場で習ったことを家で復習することで早く覚えることができます。
わが家では、道場で練習するときにビデオで撮影し、それを家でみて型を確認したりして復習していました。
自分が練習しているところを撮影し確認することで、どういうところを修正したほうがいいのかがわかりやすくなるのでビデオ撮影はとてもおすすめですよ。
また、基礎体力をつけるために家で筋トレをしたり休日に走り込みをしたりすることで、組手で戦う力をつけることもできます。
ですから、道場まかせにするのではなく自主練をすることはとても大切です。
まとめ
今回は、「空手」についてお話ししました。
礼儀を学ぶことは、子供が成長していく上でとても大切なことです。
空手で学ぶことは、将来役に立つことがたくさんあります。
また、道場に通うことで学校以外のお友達ができることも大きな魅力の一つです。
ともに練習し頑張った仲間とは絆も強くなり、長く付き合っていく友達になれるはずです。
ぜひ、空手を習い事の一つに検討してみてくださいね。
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