子供の習い事ランキングでは、常に上位にあがる「ピアノ教室」。
最近では、ピアノは脳の発達にもいいと言われ、幼児期からピアノ教室に通わせるご家庭も増えています。
今回は、わが家の実体験をもとに、ピアノ教室についてお話ししたいと思います。
子供がピアノ教室に通うのはいつからがベスト!
わが家では、娘が年長さん(5歳)の時からピアノ教室に通い始めました。
ピアノは、小さい頃から始めることで絶対音感が身につくといわれています。
わが家でも、本当は4歳頃から通わせたかったのですが、当時、娘は椅子に座って集中することが苦手だったため、年長さんになり落ち着いて話しがきけるようになってから、ピアノ教室に通うことにしました。
大人の指示にしたがえるかどうかは、子供の個性によって、全く異なります。
同じ幼稚園生でも、素直に従う子もいれば、周囲のことに気を取られやすく、話を聞けない子もいるでしょう。
先生の言うことを、座ってきちんと聞けるようになってから(幼稚園生活に慣れてから)、習い始めたほうが、レッスンはスムーズにいくと思います。
それから、いくら小さい頃から始めたほうがいいとは言っても、2、3歳では、鍵盤を叩けない子がほとんどだと思います。
大手のピアノ教室などでも、3歳クラスでは、リトミッククラスを開講しており、リズムや歌を中心に学びます。
鍵盤を触るようになるのは、4歳クラスからが多いように、本格的に鍵盤を弾くのは4歳くらいからがおすすめです。
また、ピアノは脳の発達に、とてもいいといわれています。
脳には、発達しやすい年齢というものがあります。
専門家によると、20歳時点での脳の発育度を100%とすると、4歳ですでに約80%、6歳では約90%にもなっているそうです。
ですから、子供の脳が急激に発達している4歳~遅くとも6歳になるまでにはピアノを始めるのがいいと言えます。
そういうわけで、ピアノを習うのは、子供が落ち着いてレッスンに取り組めるようになってから、遅くとも6歳になるころまでに始めることをおすすめします。
幼児からピアノ教室に通い始めた方の体験談!
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4歳からピアノを習い始めました。
良かった事は、30分レッスンをするので、座って集中する力が身に付いた事です。
小学校では授業に集中して取り組めました。
最初はまだ4歳だったので、指の番号を覚えることと、ドレミを覚えること、リズムを取る練習からでした。
ピアノを弾くと言うよりはリトミックを交えながら、少しずつピアノに触れていきました。
また、座学でのドリルで、数字の数だけシールを貼ったり色塗りなど英才教育に近いことも取り入れながら、小さい子供が飽きない工夫をしている教室でした。
ピアノなので、自宅での練習が必要です。
ピアノの練習を通して、楽譜を読みながら弾くこと、少し先の音符を確認しながら次の指の動きを考え、左右で違う動きをしないといけないので、かなり頭を使います。
また、ピアノは思考力、記憶力、運動機能を上げる効果があると言われています。
そのため、学校の宿題でも記憶力が良く、体育でも走ることなど得意です。
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音楽の習い事は子供の情緒面の成長を促すと思うのでおすすめです。
小さい時に歌ったり、生のピアノの音を聴くことは、子供の耳や感覚を豊かにします。
ピアノは特に、小さな子供指でも簡単に音を出すことが出来るので、楽器を始めて触るお子さんでも取り組みやすいと思います。
少しずつ使う指を増やしていくので、楽しみながら弾ける曲を増やしていけます。
娘も歌うのはとても好きでしたが、ピアノは触ったことがなかったので始めた当初は不安な様子でしたが、簡単な曲から始めてもらったので楽しく通うことが出来ました。
今は少しずつ弾ける和音やリズムも増えてきて、少し難しい曲にも挑戦しています。
3歳くらいの小さい時から始めると、耳が育つので、曲をドレミで歌えたり、和音がどの音で弾いているか答えることが出来るようになります。
幼稚園や保育園のお遊戯会はもちろん、小学校での音楽の授業でも自信を持って取り組めるようになると思うのでおすすめです。
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ピアノは、右手と左手で違う動きをするので、脳の発達にとてもいいと聞いていましたが、実際に、考える力や物事を処理する力、想像力に長けていると思います。
幼稚園では、とても重要な役割の楽器をやらせてもらうことができ、その他大勢とは違って、本人も責任感からたくさん練習し、無事に終わった際は達成感を感じることができたようです。
また、ちょっと練習したから身につけられる技術でもないので、継続が力になると言うことも体験できると思います。
ピアノをやっていると、楽譜を読むことができるようになるので、楽譜を見ただけでも、どんな曲なのか自分で想像することもできますし、知らない曲でも、その曲を聴いただけで簡単な演奏することができるようにもなります。
また、小学校や中学校からは、楽譜が読めることで、学校の演奏会や発表会などで、新しい楽器にチャレンジしやすく、希望の楽器を演奏できる機会が増えると思います。
もちろん、学校の音楽のテストはいつも良いです。
大きくなって、たとえ趣味のレベルであったとしても、芸術的な趣味があるということは、人生においてとてもすばらしい余白をもっているのではないかと思います。
音楽は、人生を豊かにしてくれるものの一つだと思います。
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ピアノを習わせることで、表現や感情が豊かになる可能性を秘めており、好奇心旺盛になりました。
きっかけは同じ保育園のクラスに通うお友達がピアノ教室に通っており、「私も習ってみたい!」と言ったのと、保育園でピアニカをする事が増え、楽器に対する興味が湧いてる様子が見られたためです。
幸いにも私も幼少期ピアノを習っていた事があるので、ピアノを習っていて良かったと思う場面がこれまで何度もあったので、ピアノに対する興味が湧いてくれたのは嬉しかったです。
実際習わせてみて、表現力が増したと感じる場面が多々あり、例えばふとした時に歌う歌野レパートリーが増えたり、音に関することだけではなく、描く絵もとてもカラフルになったなと感じます。
最近では、が個人的に好き好んで聞く曲に関しても、「この曲いい歌だね!何ていう曲なの?」と良く聞いてくれる様になりました。
また、曲や歌に合わせてダンスもたくさんするようになり、「今度私もダンスやってみたい!」 と興味を示しています。
ピアノ教室に通うようになったのをきっかけに、様々な事に興味を示すようになったので、習わせてみて良かったと強く思います。
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子供をピアノ教室にいつまで通わせるのがいいの?
では、ピアノ教室は、一体いつまで通うのがいいのでしょうか。
同じピアノ教室の子をみていると、ピアノは、小学6年生で辞める子が最も多いようです。
卒業のタイミングで辞め、中学生になると、部活に専念している子が多いです。
次に多いのが中学卒業のタイミング。
人生の節目で、ピアノも卒業という子がたくさんいます。
もちろん、ピアノの練習が嫌で、もっと早く挫折してしまう子もいます。
ピアノを習うときは、ある程度覚悟してから始めるほうがいいと思います。
練習は決して楽ではありません。
でも、頑張って続けることに意義があると思うからです。
音大を目指すなど、将来音楽関係に進む人以外は、人生の節目で辞める人が多いと思いますが、きちんと目標を決めて、達成感を味わって、辞めることをおすすめします。
子供に、成功体験を残してあげてほしいのです。
ピアノを大人になっても、楽譜を読んである程度弾けるようになるには、中学3年生くらいまでは、続けていたほうがいいと思います。
小学6年生で辞めてしまっては、大人になってちょっと弾きたいなと思っても、なかなか難しいです。
個人差がありますが、中学3年生くらいまでは、続けることで、ピアノは上達すると考えます。
しかし、前述したように、ピアノは脳の発達にとても良いといわれています。
そういった意味では、脳の発達のために、習うのであれば、小学生の間に辞めてしまっても、習った意味がないということにはなりません。
どういう目的で、ピアノを習うかによって、辞めるタイミングは変わってきます。
また、受験勉強が忙しくて、辞めてしまうという子もいますが、ピアノを楽しく習えていれば、ピアノの練習も、受験勉強中のリフレッシュになることもあります。
ピアノの練習を嫌がり、苦痛になってしまえば、それだけ早くに挫折することになってしまいますので、楽しく続けることを心がけてほしいと思います。
子供がピアノ教室に通うメリットとは!
ピアノ教室に通うメリットをご紹介したいとおもいます。
楽譜が読めるようになる
ピアノを習わなければ、音楽の授業だけでは、なかなかスラスラ楽譜を読むことは難しいです。
ピアノを習うことで、大人になってからも、好きな曲をいつでもピアノ演奏して楽しむことができます。
外国語に適用しやすくなる
音の質や高さ、低さを聞き分ける機能を伸ばすことができるので、日本語にはない外国語特有の発声に順応する力が身につきます。
英語教育も盛んになっている現在、ピアノを習うことで、英語も身につきやすくなるというのは、かなりのメリットです。
記憶力を鍛えることができる
ピアノをスムーズに弾けるようにするためには、暗譜が必須です。
日々、暗譜を繰り返すことで、記憶力を鍛えることにもつながります。
ピアノを弾くことで指先だけでなく脳も一緒に動いているのです。
なによりも記憶力は、勉強において重要な能力ですので、将来に中学・高校・大学受験勉強をする時や資格試験勉強などにも、大いに役に立つことでしょう。
忍耐力がつく
ピアノは、とにかく練習しないと上達しないので、コツコツと努力を続ける「忍耐力」が養われます。
なかなか上手に弾けないと、嫌になったり、挫折してしまいそうになりますが、そこをぐっとこらえ、練習することで、どんどん上手になっていくのがピアノです。
ピアノを続けることで、子供は精神的に強くなり、忍耐力がある子に育ちます。
他の楽器の習得も比較的容易になる
基本的な楽典を理解していると、他の楽器の習得も比較的容易になります。
音楽的な基礎知識をマスターしているなら、その楽器の日々の練習に取り組むことができます。
中学生になって、吹奏楽部に入ったりしても、ピアノを習っていることは大いに役に立つことでしょう。
ピアノを子供に習わす時のデメリットはある?
習い事を始めるには、メリットだけでなく、デメリットも知っておく必要があります。
ピアノを習うときに、注意してほしいことをいくつか挙げたいと思います。
練習が大変
ピアノは、とにかく練習が大切な習い事です。
ピアノ教室の日だけ練習していては意味がないので、家での練習が必要です。
習い始めのときは、子供が1人で練習することは難しく、親のサポートが大事になってきます。
先生に任せっきりにはできない習い事ですので、親子できちんと練習する覚悟が必要です。
初期費用が高い
他の習い事と大きく違う点は、初期費用が高いということです。
練習するために、ピアノを買わなければなりません。
今は、電子ピアノなどもありますし、比較的リーズナブルなものもありますが、それにしても、他の習い事よりは初期費用がかかります。
長く続けていきたいと思えば、それなりに高いピアノを買うことになり、気軽に始められる習い事ではないといえるでしょう。
無理にやらせても、脳によい影響は出にくい
ピアノを習うことで、脳によい影響がでるとはいっても、子供がイヤイヤ練習していては、その効果も薄れます。
子供がなかなか練習しないと、親はイライラしてしまい、ついつい怒ってしまいます。
そうなると悪循環です。
ピアノのレッスンや練習を「楽しいなぁ!」と感じることで、脳内に快感物質のドーパミンが分泌されるのです。
このドーパミンが出た状態でないと、脳によい影響はでにくくなるので、楽しく取り組む工夫が必要になってきます。
子供がピアノを習ってみてわかった効果とは!
わが家の娘が、ピアノを習ってみてわかった一番の効果は、精神的に成長できたということです。
ピアノの練習は、決して楽なものではありません。
何度も挫折しそうになりながらも、頑張ることで、難しい曲が弾けるようになります。
弾けるようになったときの、達成感は本当に大きく、何事もあきらめない姿勢が身についたと思います。
ピアノを通して、成功体験を味わうことができたので、目標に向かって頑張れる子になり、それは親としても大変嬉しい効果でした。
子供のピアノ教室の月謝はいくらが相場?
ピアノ教室の月謝は、大体7000円~10000円くらいのところが多いようです。
グループレッスンだと、個人レッスンよりも、比較的安く習うことができます。
また、個人レッスンでも、習う先生によって金額はいろいろで、経歴がある有名な先生だと、高くなります。
子供と先生の相性はとても大切なので、一度体験してみて、子供の意見をきくことがとても大切です。
また、レッスン料だけでなく、毎月設備費などもかかる教室もありますので、そのあたりも確認しておく必要があるでしょう。
子供がピアノを習うなら家での練習が大事!!
子供がピアノを習うなら、家での練習が最も大事です。
週に一度、レッスンの日に練習するだけでは、全く意味がありません。
それでは、なかなか上達しないでしょう。
先生と一緒に練習するというより、家で練習したことを、レッスンの日に先生に披露すると考えたほうがいいでしょう。
とにかく、少しの時間でもいいから、毎日ピアノに触れ、練習することで、上達するのがピアノです。
そのためには、いかに家で楽しく練習できるかが大切になってきます。
親が毎日怒っていては、子供はピアノが嫌いになってしまうでしょう。
そうならないためにも、親は「うまくなったね!すごいね!」とか「こうしてみるのはどう?」など、子供とともに楽しむことを心がけ、家で練習するのをサポートしてあげてほしいと思います。
まとめ
今回は、人気の習い事、「ピアノ」についてお話ししました。
人気の習い事なだけあって、メリットはたくさんありますが、楽しく練習し、続けていくことが一番大切です。
どうか、お子さんが、嫌になって挫折してしまうことがないように、フォローしてあげてほしいと思います。
ピアノが好きになれば、上達も早いし、人生を豊かにしてくれる、素晴らしい習い事だと思っています。
ぜひ、「ピアノ」を習い事の一つに検討してみてください。