幼稚園の頃までは、毎日遊ぶことが、子供にとって1番大切なことでした。
ところが、小学生になると、遊んでばかりもいられません。
小学1年生の勉強なんて、簡単だし大したことないだろうと思っていた私ですが、宿題が毎日出ることには驚きました。
小学1年生でも、思ったよりしっかり勉強が必要でした。
今日はそんな小学生の宿題を、息子が嫌がっていたころのお話です。
小学1年生の息子が宿題を嫌がる!
多くの学校では、小学1年生でも宿題がでます。
息子が通っている小学校では、1年生になるとすぐ、毎日宿題がでるようになりました。
内容はそんなに難しいものではありませんでしたが、勉強する習慣がついていない息子に、毎日宿題をさせるのは、思った以上に大変な作業でした。
毎日の宿題の内容は、音読と計算カードは必須。
それに加えて、国語と計算のプリントが一枚ずつ与えられていました。
どれも、そんなに時間がかかるものではありませんが、取り掛かるまでに、わが家ではいつも時間がかかりました。
帰ってきてすぐに取り掛かればいいのですが、なかなか宿題をやろうとしない息子。
おやつを食べるとだらだらテレビを見始めたり、お友達と外に遊びに行ったりしてしまい、宿題を嫌がって先延ばしにしてしまいます。
勉強の習慣づけをするのは、こんなに大変なのかと、思い知らされました。
子供の宿題がストレスになる!?
毎日宿題を後回しにして、外に遊びに行ったり、家でだらだらしている息子に、次第に私はイライラするようになりました。
「先に宿題をやりなさい!」「何度言ったらわかるの!」
小学校から帰ってきたばかりの息子を、ついつい怒ってしまう私。
しぶしぶプリントを広げる息子ですが、やる気がないのでちっとも進みません。
「早くやりなさい!いつまでやってるの?」
また私が怒ると、今度は泣き出す息子。
毎日この繰り返しです。
子供に宿題をさせることがこんなに大変だとは思っていませんでした。
宿題は毎日あります。
毎日ストレスがたまるのです。
本当は学校から帰ってきたばかりの息子を怒ったりしたくはありません。
笑顔で、今日の学校での出来事を聞きたいのです。
毎日怒ってしまう自分に嫌悪感を抱きながら、どうしたら、ストレスをためずに済むのか、悩みました。
子供に宿題をさせる方法
毎日怒ってばかりでは、おたがいのためにもよくないと思い、息子がどうしたら宿題をやる気になるのか考えてみました。
まずは、宿題が終わったら、おやつを食べていいという決まりをつくってみました。
これまでは、帰宅したらすぐにおやつを食べていたのですが、まず宿題を終わらせてから、おやつを食べるという約束をしてみたのです。
このご褒美作戦、最初の何度かは成功したのですが、だんだんうまくいかなくなりました。
はやくおやつを食べたいがために、宿題を雑に終わらせるようになってしまったのです。
さっさと終わらせて、食べようとするので、字は雑だし、あまり考えずに問題を解いているようです。
そこで、もっと丁寧にやるよう伝えると、はやくお菓子を食べたいものですから、本人はイライラしてしまいます。
この作戦は失敗に終わりました。
その後、いろいろ考え、気づいたことは、小学1年生に1人で宿題をやらせるのは無理だということでした。
私は、小学生なのだから、自分自身で宿題をやってほしいと考え、「はやくやりなさい!」「だらだらしないでやりなさい!」と、命令するばかりでした。
でも、まだ1年生。
親のフォローが必要だということに、恥ずかしながら気づいていませんでした。
一度、家事をする手をとめ、息子の隣に座り、一緒に宿題に取り組んでみました。
すると、嬉しそうに問題を解き始めた息子。
私は隣に座って見ているだけで、答えを教えるわけではありません。
ただ、正解したら、大げさなくらい褒めることにしました。
すると、想像以上にやる気を出してきた息子。
私が隣に座って宿題を見るようになってからは、息子は帰ってくると、嬉しそうに「ママ!宿題やろう!」と、これまでだらだらしていたのが嘘のように、楽しく宿題に取り組むようになりました。
宿題をやらせるのが、こんなに簡単になるなんて。
たった10分でいいのです。
息子が宿題をやるときは、一緒に隣に座って私も見守ることにしました。
家事をしながら口をだしていた頃と、こんなに息子の反応が変わるとは思いませんでした。
宿題をやる習慣が身についてくれば、徐々に、子供に宿題は任せていいと思いますが、低学年の間は、親がフォローすることをおすすめします。
お母さんが一緒に座ってくれるだけで、子供はやる気がでるものなのです。
まとめ
今回は、宿題を嫌がる子供への対応についてお話ししてきました。
子供には、自立してほしいものですが、低学年のうちは、親のフォローがとても大切です。
宿題を嫌がってなかなか取り組まないお子さんがいたら、ぜひ、お母さんも一緒になって宿題に取り組むことをおすすめします。