一人目の子どもがまだ小さいうちに、二人目を妊娠する方はたくさんいらっしゃいます。
そんなとき、上の子にはどのような心の変化があるのでしょうか。
また、二人目を妊娠したことを、上の子に報告するタイミングはどうしたら良いのでしょうか…
それよって、子どもの感じ方は変わるのでしょうか。
上の子の気持ちをちょっと考えてみましょう。
妊娠中上の子はママっ子になった?みんなどうだった!?
二人目の誕生によって、上の子が赤ちゃん返りをするという話はよく聞きます。
それは、二人目の赤ちゃんにママを取られた、と上の子が感じてしまうことが原因と言われています。
自分も手のかかる赤ちゃんのような行動をとって、ママを振り向かせたいと上の子は考えているのですね。
それでは、赤ちゃんとして誕生する前の段階である、妊娠中の上の子の様子はどうでしょうか。
我が家の場合は、二人目妊娠中上の子は、まだ1歳でした。
1歳なので二人目の赤ちゃんがママのお腹の中にいる、という説明は理解できません。
二人目の子どもが誕生する、ということも理解できていなかったように思います。
ということで、妊娠中上の子の反応は特になしです。
しかし、二人目の赤ちゃんが生まれてからは、少し変化がありました。
言葉で説明されて理解できなくても、目の前に赤ちゃんがいれば嫌でも状況の変化は分かるのです。
よく授乳中の赤ちゃんを邪魔したり、意地悪したりしていました。
上の子から隠れて授乳しなくてはならない時期があったほどです。
ただ幸い、上の子も赤ちゃん同然だったので赤ちゃん返りという反応はありませんでした。
妊娠中…上の子がまさかのパパっ子に!?
現在私は、第三子を妊娠中です。
上に二人子どもが既にいるということですが、それぞれで妊娠に対する反応は違います。
兄弟とはいえ、それぞれ個性がある個人なので当然ですね。
一番上の子どもをA、二番目の子どもをBとします。
Aは、元々パパっ子です。
ママが妊娠したことで、Aにとって思い通りにならないことが起こると、その場にパパがいなくてもパパを心のよりどころとするような発言をするようになりました。
例えば、高いところに手が届かないからママに抱っこしてほしくても、ママには無理、という場合です。
こんなときAは、パパが帰ってきたら抱っこをお願いしよう!と自分で納得して去っていきます。
一方Bは、もともとかなりのママっ子でした。
そんなBは、先ほどのAと同じような状況でどうするかというと、ママは高いところへ抱っこするのは無理である、という説明を聞こうとしません。
なんとか要望が通るよう、しつこく頼んできます。
Aが5歳、Bが4歳なので年齢による理解力の差、というより性格の問題だろうと私は考えています。
第三子妊娠で感じたのは、もともとパパ寄りの子どもはパパっ子が進んで、ママ寄りの子はママっ子が進むということです。
しかし、実際に第三子が生まれたら、また違った反応を見せるのでしょう。
妊娠中は上の子はやきもちを焼くのかな?
これは二人目を妊娠する時期によって、かなり変わってくる問題です。
上の子がまだ赤ちゃんに近い場合は、なかなかやきもちという感情にはなりません。
まだそこまで上の子が発達していないからです。
そして、4歳5歳くらいになると、赤ちゃんがママのお腹にいるという事実を素直に喜んでくれます。
妊娠の意味が分かり、子どもなりに家族の一員として家族が増えることを喜ぶことができるようになるのです。
そもそも妊娠した時点では、子どもはやきもちという感情にまで発展することは少ないのではないでしょうか。
しかし、妊娠までは一緒に喜んでいても、いざ赤ちゃんが生まれてみたらやきもちを焼く、ということは考えられます。
赤ちゃんが生まれた後生活にどのような変化が起きるのか、上の子にあらかじめ説明しておくと多少効果がある場合があります。
予測できない変化が急に起こると、子どもだって戸惑ってしまいますよね。
説明しておくことで、少しはそれを防ぐことができます。
また、生まれてからのやきもちを防ぐためには、上の子を下の子以上にひいきすることが効果的と言われています。
ママをとられた、と上の子が感じないようにすれば良いのです。
新生児は、多少放置されても上の子にやきもちを焼くということはありません。
隙を狙って、上の子をひいきしましょう。
そうしている間に、上の子は下の子の面倒を見るようになることもあります。
簡単なことではありませんが、そのような気持ちを持って接することで変化はあるはずですよ。
まとめ
私の経験上、上の子が1歳まで、または4歳以上なら下の子を妊娠出産したことで大きな問題は起こりませんでした。
それどころか、4歳以上なら一緒に妊娠を喜ぶことだってできる場合があるのです。
我が家は、上の子二人に妊娠報告をする様子をビデオに録画しておきました。
お腹の赤ちゃんが大きくなったときに見せるためです。
二人の子どもは、こちらの思惑通り妊娠を大喜びしてくれました。
さっそくどちらの性別が良いか、子どもたち同士で会議を始めたくらいです。
安定期に入って、周囲に子どもたちが妊娠のことを話してしまっても良いタイミングになるのを待って報告しましょう。
嬉しいニュースを隠しておくことは、たいていの子どもにとって難しいのです。
また、報告の方法は、とても嬉しい重大なニュースがある、といった感じで切り出すのが効果的です。
良いリアクションを録画しておくと、それを第三子に見せるのが楽しみになりますよ。