幼少期の子供たちへの読み聞かせは、たくさんのメリットがあります。
親子のコミュニケーションを図るのにとってもいいし、学習面でもたくさんの効果があります。
未就学児の子供に、掛け算を覚えさせたり、ことわざを覚えさせる幼稚園もありますが、そんなことをするくらいなら、たくさんの本を読み聞かせるほうがよっぽど学習にいいと考えます。
ぜひ、毎日少しの時間でいいので、生活の中に、読み聞かせの時間を取り入れてください。
今回は幼稚園生・保育園生におすすめの本を、年少・年中・年長さん別にご紹介したいと思います。
読み聞かせは大切 年少さんにおすすめの本
年少さん(3~4歳)には、とにかく絵がかわいくて、フレーズがおもしろい本をご紹介します。
おやおや、おやさい
著者:いしづちひろ
絵:山村浩二
出版社:福音館書店
リズムカルな言葉遊びがとっても楽しくて、耳に残るフレーズが、わが家の子供たちはとっても気にいっていました。
声に出して読むのが楽しい絵本なので、親子で一緒に読んでみるのも楽しいです。
わが家では、この本を何度も何度も読み、子供たちはフレーズを暗記して、私の読み聞かせにあわせて一緒に声に出して言っていました。
こんなに何度も読んでくれるなら、本当に購入した甲斐があったと思っています。
同じシリーズに、「くだものだもの」という本もあり、こちらも大好きだったので、「おやおや、おやさい」を読んでみて、気に入った方は、ぜひ「くだものだもの」も読んでみてください。
思わず、本の中に出てくるフレーズに笑ってしまうはずです。
そして、頭に残って、しばらく忘れられなくなります。
「くだものだもの」はこちら
おもちのきもち
著者:かがくいひろし
出版社:講談社
おもちに気持ちがあるなんて、それだけで面白いですよね。
どうやらおもちにも悩みがあるみたいなんです。
その悩みとは…?
愉快な絵と、おもちの気持ちに、親子で爆笑してしまいました。
おもちが逃げ出していくシーンが、わが家の子供たちは特にお気に入りでした。
大人の想像を超えるこのお話し。
最後は衝撃の展開です。
お正月に読むとちょうどいいですし、違う時期でも楽しめる絵本です。
おべんとうバス
著者・絵:真珠まりこ
出版社:ひさかたチャイルド
とにかく絵がかわいいこの絵本。
子どもって、お弁当が大好きですよね。
そんなお弁当がバスだったら?
かわいいキャラクターのおかずたちが、順番にバスに乗り込んでいきます。
何回も読み聞かせしていくうちに、
「バスにのってください」
「はーい」
のフレーズを、子供たちは覚えて、真似して言いだすのもとってもかわいいです。
リズミカルに繰り返される言葉って、子供たちはだいすきですよね。
次は何のおかずかな?と、子供はワクワクしながら、絵本に夢中になれます。
おかずたちが、全員乗り込んだところで、お弁当も完成!
最後は、「いただきます」といって、一緒に絵本のおかずをつまんで食べちゃってください。
食育にもなり、おすすめの一冊です。
ごめんやさい
著者:わたなべあや
出版社:ひかりのくに
この絵本は、タイトルにもあるように、テーマは謝ること。
わが家では、当時イヤイヤ期真っ盛りだった息子が、悪いことをしてもなかなか謝ることができずに悩んでいました。
「ごめんなさい」という言葉は知っていても、わざとやったのではない時、子供たちって、なかなか「ごめんなさい」って言えませんよね。
そんな時、この絵本を見つけ、「ごめんなさい」と、謝ることの大切さを息子にしってほしくて、読み聞かせしました。
この絵本では、かわいい野菜たちが、間違って悪いことをしちゃったとき、勇気をだして、「ごめんやさい」といって、謝る絵本です。
失敗は誰にでもあること、でも、そんな時、「ごめんやさい」と、魔法の言葉を言うと、仲直りできちゃいます。
「ごめんやさい」という表現も、かわいくてマイルドでいいですよね。
何度も繰り返されるやり取りを、子供たちと一緒に楽しみましょう。
この絵本を通して、ちゃんと謝ることの大切さが、伝わってきます。
おやさいどうぞ
著者:きのしたけい
絵:阿部真由美
出版社:コクヨ
「じゃがいもをしゅりしゅり」「にんじんをしゅるしゅる」リズミカルな言葉にあわせて、仕掛け扉をめくると、野菜の中身があらわれる楽しいしかけ絵本です。
野菜をどんどん切っていき、カレーとサラダを作る様子を描いています。
こどもが大好きな繰り返しのリズムが楽しく、食育にもなる一冊です。
野菜嫌いな子供でも、この本に親しむことで、野菜への興味がわくと思います。
ぜひ、絵本を楽しんで、嫌いな野菜にもチャレンジさせてみましょう。
また、野菜をきって、中身をこの絵本でみることができます。
スーパーで売られているときとは、ちょっと違った野菜の見た目。
同じ野菜でも、切ってみたらこんな形してるんだね!と、小さいお子さんには、とっても学びが多い一冊です。
はらぺこあおむし
著者・絵:エリック・カール
訳:もりひさし
出版社:偕成社
絶大な人気を誇る有名な一冊ですが、わが家の息子たちも、大好きな一冊でした。
とにかく絵がきれいで、大人でもそのデザインが好きな人はたくさんいます。
また、子供たちは、なんといっても、この絵本のしかけが大好きです。
ページにあいた小さな穴に、指を入れてみたり、触ったり。
赤ちゃんの頃から、触るだけで大好きな絵本でした。
年少頃になると、自分でめくって暗記して読めるようになり、何度も何度も繰り返して読んでいました。
とくに、おいしそうな食べ物を数えるページは一番のお気に入り。
りんごやなし、ケーキにキャンディー、子供たちが大好きな食べ物が次から次にでてきます。
ここを、数えるのも大好きで、楽しみながら数の勉強までできちゃいます。
また、いろいろな食べ物の名前も覚えられるし、一週間の流れ(曜日)まで、子供たちは理解するようになります。
この本では、小さなあおむしが、大きくなって、最後には美しい蝶になります。
最後、きれいな蝶が出てきたときには、思わず大人もそのきれいな色彩に感動してしまいます。
子供たちも、ワクワクした期待の気持ちで、読み進めることができる一冊となっています。
CD付の絵本も発売されていて、この歌が大好きな子供もたくさんいます。
ぜひ、興味のある方は、CDもあわせて聞いてみてください。
CD付「はらぺこあおむし」はこちら
かぞえてみよう
著者:さかざきちはる
出版社:白泉社
親子であそびながら、数字や動物を覚えられる、初めての「かず」絵本になっています。
ペンギンさんに、あしかさん、動物たちを、数えていくと、あれ?数字がみえてきます。
親子で楽しみながら、数に触れ、覚えることができます。
カラフルではっきりした絵も、子供たちの興味を惹きつけます。
最後の動物がたくさんのったページが、わが家の息子は大好きで、「これは、ライオン!さかな!」と、探しては、喜びながら、何度も読んでいました。
シンプルに数を数えるだけの絵本なのですが、意外と何度読んでも飽きることなく、子供はすごく楽しめていました。
単純な絵本ほど、年少さんくらいの子どもたちには、食いつきがいいのだと思いました。
年中さんに読み聞かせする時のおすすめ本
年中さん(4~5歳)には、年少の時よりも少し文が増え、出てくるキャラクターがとても愛らしい絵本をご紹介します。
14ひきのシリーズ
著者・絵:いわむらかずお
出版社:童心社
絵がとってもきれいなこの絵本。
大人は、絵を見ているだけでも癒されると思います。
登場してくる14ひきのねずみたちの、それぞれの個性がとっても面白くて、かわいくて、絵本をめくりながら、「これはどのねずみかな?」と14ひきのねずみの名前のあてっこをしたりして子供と楽しめます。
それぞれの季節のお話しがあり、読みながら、その季節の虫や草花についても知ることができます。
またこの本、本のカバーに描かれている絵と、本の表に描かれている絵が微妙に違うので、どこが違うか子供と探すのもとっても盛り上がります。
ぜひ、シリーズを揃えて読んでほしい本です。
14ひきのシリーズ全12冊セットはこちら
まどから おくりもの
著者:五味太郎
出版社:偕成社
とっても楽しいしかけ絵本です。
特にクリスマスシーズンにおすすめのこの絵本。
あわてもののサンタクロースがやってきて、まどからおくりものを配って回ります。
まどの中の顔やからだの形をみて、サンタさんは、だれのうちか判断するのですが、いろいろ勘違いしてしまい…
ページをめくるごとに、あっと驚くことがおこり、子供たちは大喜び。
ページをめくるときにワクワクしながら、子供たちは目を輝かせていました。
一味違ったクリスマス絵本。
本に興味がないお子さんでも、この絵本ならきっと楽しめるはずです。
4才からのうさこちゃんの絵本
著者・絵:ディック・ブルーナ
訳:まつおかきょうこ
出版社:福音館書店
オランダ生まれのかわいい絵本です。
女の子っぽい絵本ですが、わが家の息子たちも大好きでした。
男の子でも、楽しんで読める絵本です。
簡素でリズミカルな言葉がわかりやすくて、子供たちが親しみやすい作りになっています。
世界各国で愛されている「うさこちゃん」の絵本は、赤ちゃんのときから読めるものもありますが、今回は、年中さんにぴったりの「4才からのうさこちゃんの絵本」を紹介させていただきました。
このセットの絵本では、少しずつ、自分の外の世界へ広がっていこうとする幼い子供の心が描かれています。
子供の成長によりそってくれるうさこちゃんの絵本、ぜひ読み聞かせしてあげてください。
手ぶくろを買いに
著者:新美南吉
絵:黒井健
出版社:偕成社
とっても美しくて幻想的な絵が素敵な絵本です。
冬の寒い日に、親子でこの絵本を読み、心がとっても温かくなったのを思い出す絵本です。
人間は怖いと思いながらも、子ぎつねを町へ送り出した母ぎつねの気持ち、ドキドキしながら買い物をした子ぎつねの気持ち、きつねだなと思いながらもちゃんと対応してあげる帽子屋さんの気持ち、それぞれの想いがよく伝わってきます。
それぞれに感情移入しながら読んでいくと、親も子も同時に楽しめました。
子供はもちろんですが、私にとってもお気に入りの一冊でした。
ぐるんぱのようちえん
著者:西内ミナミ
絵:堀内誠一
出版社:福音館書店
この絵本は、私が小さいときにお気に入りの絵本でした。
わが子にもこの絵本を読み聞かせしたくて、購入したら、子供たちもとっても気に入ってくれました。
ずっと変わらず、子供たちに愛され続けているロングセラーの人気絵本です。
ぐるんぱは、ひとりぼっちの大きなぞうです。
ビスケットやさん、靴屋さん、ピアノ工場に自動車工場と、いろいろなところで、一生懸命働きますが、いつも失敗してばかり。
そんな時、ぐるんぱは、子供がたくさんいるお母さんに出会います。
子供たちのお世話を頼まれたぐるんぱは、いままで作ってきた大きなもので、たくさんの子供たちがあそべる、すてきな幼稚園をつくりました。
失敗ばかりしていたぐるんぱが、最後、たくさんの子供たちに囲まれて楽しんでいる様子を見て、親子でほっと、一安心し、笑顔になれる絵本です。
途中ででてくる、大きなビスケットや、靴の絵も、子供たちは楽しそうに、見ていました。
失敗しても、大丈夫、自分にあったことがきっと見つかる、そんなことを教えてくれる一冊です。
しんせつなともだち
著者:方軼羣
絵:村山知義
訳:君島久子
出版社:福音館書店
寒い冬、雪が降り積もり、食べる物がなくなった子うさぎが食べ物を探しに出かけ、雪の中で2つのかぶを見つけます。
子うさぎは1つを食べ、1つをろばの家に持って行きますが、留守だったのでそっと置いて帰りました。
食べ物を探しに出ていたろばが家に戻りかぶを見つけます。
かぶがどこから来たのか、そしてどうしようか考えて、やぎに届けることにしました。
ろばから山羊へ・・・。
思いやりの心をのせたかぶが、動物たちのもとをめぐる「ぐるぐる話」。
かぶが、どんどん次の動物たちのもとにわたっていくのが、とっても楽しいようで、子供たちは、この絵本を読むと、いつも笑顔になっていました。
最後、また、このかぶが子うさぎに戻ってきたときには、親子で笑いながらも、とっても優しい気持ちに包まれました。
読んだ後に、とても暖かい気持ちになれる絵本って、素敵ですよね。
ぜひ、寒い冬に親子で読んでみてください。
わにわにのおふろ
著者:小風さち
絵:山口マオ
出版社:福音館書店
絵は、リアルな「わに」なのに、お風呂のお湯をためたり、おもちゃを浮かべて、「よしよしよし」とかいったり、おもちゃでたっぷり遊んだ後は、歌まで歌って「オーイェー」といったり!
どの行動もかわいくて、親子で思わず笑っちゃいます。
少し不気味なわにの絵なのに、子供たちは、すっかりそのわにの虜になっていました。
当時、お風呂を嫌がっていた息子も、この本を読んでからは、わにわにのことを思い出しながら、ご機嫌でお風呂に入り、「オーイェー!」とまねして、楽しむようになっていました。
他にも、このわにわにシリーズ、「わにわにのごちそう」「わにわにのおでかけ」などありますので、「わにわにのおふろ」で、気に入った方は、ぜひ読んでみてください。
「わにわに」…その響きがなんだか心に残ってしまいます。
そして、リアルなわにが、いろんな体験をするところが、笑えます。
「こわい~」と言ってしまいそうなわにの、決して可愛い絵じゃないのに、子供に人気。
この迫力と存在感ある「わに」、なぜか、笑えるんです。
不思議な絵本ですが、「わにわには~」という何とも言えない表現が、親子でいつの間にか中毒になってしまいますので、ぜひ一度、読んでみてほしい一冊です。
年長さんに読み聞かせする時のおすすめ本
そらまめくんのベッド
著者・絵:なかやみわ
出版社:福音館書店
とにかくでてくるキャラクターがかわいいこの本。
そらまめくんの宝物は、ベッド。
雲のようにふわふわで、わたのように柔らかいんです。
読みながら、自分も眠ってみたくなってしまうくらいきもちよさそうなこのベッド。
この本に出てくる、えだまめくんや、グリンピースのきょうだいたちも、「そのベッドで眠ってみたいなぁ。」といいますが、そらまめくんは、誰にも使わせません。
ところが、ある日この大事なベッドがなくなってしまい…。
そらまめくんの本は、他にもたくさんシリーズ本がありますが、どれも、気持ちがほっこりするお話しばかりです。
読みながらやさしい気持ちに包まれます。
夜寝る前の癒しの時間に、この本を読み聞かせすることをおすすめします。
せんたくかあちゃん
著者・絵:さとうわきこ
出版社:福音館書店
この絵本は、洗濯が大好きなかあちゃんが、家じゅうのものをすべて洗ってしまうというおはなし。
子供たち、犬や猫、靴、とにかくなんでも洗濯して干されてしまいます。
最後には、空からおちてきたかみなり様まで、洗濯!
ゴシゴシ洗ったので、かみなり様の目や鼻、口もさっぱり!
かあちゃんは、かみなり様に新しい顔まで書いちゃいます。
この、なんとも豪快なかあちゃんが、とっても面白いです。
子供たちは、最後はげらげら笑って、「また読んで!」と、何度も読まされ、そのたびに、爆笑していました。
こんなに豪快なかあちゃん、今どきなかなかいません。
私は、このかあちゃんの性格にちょっと憧れていました。
たくましいかあちゃんと、ユーモラスなかみなり様、けたはずれに楽しくて、元気のいい物語です。
からすのパンやさん
著者:かこさとし
出版社:偕成社
パンが大好きな息子たちのためにこの本を購入しました。
この話は、からすの夫婦に4匹の子供が産まれるところからはじまります。
オモチちゃん、レモンちゃん、リンゴちゃん、チョコちゃん。
4色の色にぴったりのネーミングが、かわいくて、親しみやすくて、子供たちはすぐ覚えてしまいます。
この本の見どころは、何といっても、見開きいっぱいに描かれたユニークなパンの数々。
子供たちは、こうして並べたものを見るのが大好きです。
一つ一つをよく見てみると、どれも工夫された形になっていて、眺めていて飽きることがありません。
子供たちの好奇心を刺激してくれるページになっています。
からすのパン屋が、どうなっていくのか、わくわくしながら、ぜひ親子で読んでみてください。
この本を読んだ後は、カラスの見方もかわってくるかも?
ぐりとぐらの1ねんかん
著者:中川李枝子
絵:山脇百合子
出版社:福音館書店
みなさまご存じ、大人気のロングセラー、ぐりとぐらです。
この「1ねんかん」の本は、子供が四季を覚えるのに、すごくいいので、ご紹介させていただきます。
この本は、ぐりとぐらの季節感あふれる生活の様子を描いたイラストに、リズムのよい詩が合わさって素敵な絵本になっています。
わが家では、毎月、その月のページを開いて、親子で季節を味わうのに使っていました。
読みながら、家族の誕生月を組み合わせたりして、一年間の行事を知るのにも役立てていました。
この本を何度も読んだおかげで、子供たちは、四季の変化に興味をもったり、月の流れを意識するようになりました。
大すきなぐりとぐらシリーズで、勉強できたことは、とてもよかったです。
しりとりのだいすきなおうさま
著者:中村翔子
絵:はたこうしろう
出版社:鈴木出版
この絵本にでてくる王様は、身の回りにあるもの、食べ物、何でもしりとりに並んでいないと気が済まないくらい、しりとりが大好きです。
そんな王様だから、食事の時間、家来たちはいつも大変です。
「こんやは サンドイッチからたべるぞ!」と、王様がいったら、「サンドイッチ」「ちくわ」「わかめ」「めだまやき」…と、しりとりになるように料理を作って、出していかなければならないのです。
しかも最後はいつも、王様の好きな「プリン」と決まっています。
もし、「ラーメン」なんかでしりとりがおわってしまうと、王様が怒ってしまうのです。
そんな王様をちょっぴりこらしめるために、家来たちがとった策とは…?
ちょうど語彙が増えてくる年長さん頃の子供たちは、しりとりが大好きですよね。
わが家の息子たちも、この本をよみながら、王様と一緒にしりとりを楽しんでいました。
絵本の中には、食べ物以外にも、しりとり順に並んでいるものがあって、よくできている本だなぁと、親も感心してしまいます。
子供と指を示しながら、「おうさま…まど…これは?」と、しりとり遊びをしながら、何度もこの絵本で楽しませてもらいました。
また、この本に夢中の頃は、日常生活でも、王様のまねをして、部屋の中のものをしりとり順に並べることにはまっていた子供たち。
しりとりは、子供の脳の発達にとてもいいので、この本を通して、皆さんもぜひ、しりとりあそびを親子で楽しんでみてください。
きしゃのゆ
著者:尾崎玄一郎・尾崎由紀奈
出版社:福音館書店
帰り道がわからず、新米蒸気機関車の「ごうた」が、もりに迷い込んでしまうところから物語は始まります。
向こうから流れてくる煙を頼りにすすんでいくと、ごうたは、きしゃのお風呂である「きしゃのゆ」にたどり着きました。
ごうたは、初めて入る銭湯にびっくり。
親切なおじいさんに教えてもらい、ごうたはお風呂であたたまり、元気になりました。
きしゃがお風呂に入るなんて、思いつきもしないような話ですが、子供たちには大うけで、想像を膨らませながら、とても楽しそうにこのお話しを聞いていました。
もし、森にこんな楽しい場所があったら…とっても夢がありますよね。
ちょっと不思議で、楽しい!じっくりと、何度も読みたくなる一冊です。
まとめ
今回は、幼稚園生、保育園生におすすめの絵本を年少(3~4歳)、年中(4~5歳)、年長(5~6歳)別にご紹介させていただきました。
未就学児には、フレーズの繰り返しや、言葉遊びのような絵本が心に残りやすく人気です。
また、かわいい絵やキャラクターも子供たちの心をつかみます。
ぜひ、今回ご紹介した絵本を参考に、親子でお気に入りの絵本をたくさん見つけて読み聞かせの時間を楽しんでみてくださいね。