退部届の書き方と例文!辞める理由の記入例も詳しくご紹介

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この記事では、退部届の書き方を紹介します。

中学校や高校において、部活動に参加している方は多いと思いますが、なんらかの理由でその部活動を辞めることになったときは、退部届を提出します。

学校側にフォーマットが用意されていて、記入するだけで良い場合もありますが、それがないときは、自分で文書を作成し、提出しましょう。

それほど難しい内容を書く必要はないので、この記事を参考に書いてみてください。

なお、退部する際には、退部届を出すより前に、顧問の教員に「退部したい」という旨を伝えることが重要です。

突然の申し出になると、混乱を招くおそれがあるので、どんな理由があるにしても、必ずひと言顧問の教員に相談したうえで、退部届を提出してくださいね。

目次

部活動からの脱退を申し出る際の退部届の記載方法とサンプル文例

退部届

まずは、自分で退部届を書く場合の、基本的な書式を紹介します。

退部届

□□部 顧問 ◯◯先生

~~退部の理由~~、□□部を退部いたします。

20△△年△月△日
◎年※組:自分の名前

保護者の氏名 保護者印

書く内容はこれだけです。

意外と短いですよね。

「~~退部の理由~~」の部分に入る言葉は、次の項目で詳しく紹介しますが、ここで細かく述べる必要はなく、ひと言で十分です。

退部届そのものは、確認の書類なので、シンプルで大丈夫なのです。

部活を退部する際に記載する理由の書き方と参考文例

退部の理由はさまざまだと思いますが、主に、以下のように書くのが一般的です。

・一身上の都合により
・学業に専念するため
・習い事の□□に専念するため
・◎◎部に入部したいため
・練習の疲れにより体調を崩しやすいため
・怪我(病気等)により練習に参加できないため
・家庭の事情により

それぞれの使い方について、詳しく見ていきましょう。

一身上の都合により

記入例:「一身上の都合により、〇〇部からの退部を申し出ます。」

これは、最も使いやすい、便利な言葉です。

何を書いたら良いのか迷ったら、とりあえず「一身上の都合」としておきましょう。

辞める理由をあまりはっきり書きたくないときや、退部届には書ききれないほどの理由があるときなどにも、使うことができます。

たとえば、部活動に参加することが、気持ちの上で辛くなってしまったときや、人間関係がうまくいかないときなども、この文言を使用します。

ただ、そうした事実については、顧問の教員には事前に伝えておきましょう。

そのうえで、退部届に書くのは、このひと言で大丈夫です。

なお、こうしたことを顧問の教員に相談しにくいときは、担任など、他の教員に相談しても構いません。

◎◎部に入部したいため

記入例:「□□部への入部を希望するため、〇〇部を退部いたします。」

学校生活を送るなかで、別の部活動に入りたくなることもありますよね。

他の部に入るので、今の部を辞めるというときは、このようにきちんと書きましょう。

練習の疲れにより体調を崩しやすいため

記入例:「部活の練習が原因で体調を崩すことが多いため、部活を辞める決断をしました。」

運動部など、練習が厳しい部活動に参加していて、体力的に難しくなってきたときや、練習が頻繁にあって、休みがなく辛いときなどは、そのことを書いてください。

ただ、部活動にはさまざまなスタイルがあるので、場合によっては、この書き方が、顧問や他の部員に対して失礼なように感じられることもあるかもしれません。

その場合は、上で紹介した「一身上の都合」を使いましょう。

学業に専念するため

記入例:「学業に集中するため、〇〇部から退部させていただきたいです。」

進学や就職に向けて、塾や予備校に通う、家庭教師をつけるなどするために、部活動に参加する時間がなくなったという場合は、このように書きます。

中学でも、高校でも、学生の本分は学業なので、部活動よりも学業を優先するというのは、何ら問題のないことです。

こうした理由がある場合は、しっかりその旨を退部届に記載しましょう。

怪我(病気等)により練習に参加できないため

記入例:「怪我が完治していないため、練習への参加が困難であることから退部します。」

怪我や病気が原因の場合は、それを顧問に伝えたうえで、このように書きます。

引退するまでに復活できない場合や、ブランクが空いてしまうためにその後の練習が厳しくなる場合など、自分の意志とは関係なく、辞めるしかないことはあると思います。

辛い選択かもしれませんが、その場合は、今の状況を顧問にもしっかり説明したうえで、退部届を提出してください。

習い事の□□に専念するため

記入例:「以前から続けている□□(習い事など)にもっと時間を割きたいので、〇〇部を辞めます。」

自分が最も力を入れているスポーツや文化活動が、学校の部活動にないために、外部の習い事をしている方もいますよね。

仮に学内にあったとしても、指導方針等の違いにより、習い事の方を優先させたい人もいると思います。

そうした場合には、習い事をするために辞めるということを、素直に書いてください。

家庭の事情により

記入例:「家庭の事情により部活動への参加が困難になり、退部を決心いたしました。」

金銭的な理由や、家庭環境の問題で時間がないなど、家庭が理由で退部せざるを得ないときは、「家庭の事情」とします。

この場合も、できれば退部届を出す前に、その内容を顧問に伝えておきましょう。

もし、顧問に言いにくい場合は、他の教員でも構いませんよ。

いじめが原因で部活を辞めようと思った場合の対処法

いじめが原因で退部したいという場合でも、退部届には、「一身上の都合」と書いて構いません。

退部届に、部や顧問への不満、非難などを書いてしまうと、その後の学校生活に支障が出るおそれもあるので、書面にはあまり残さない方が良いでしょう。

ただ、学校側に、いじめの事実や生徒本人の気持ちは、伝えておくべきです。

顧問に相談しづらい場合は、担任や他の教員でも問題ありません。

また、事前に生徒と保護者との間で話し合いをして、退部の意志がかたまっていることを、共有しておくことも重要です。

そのうえで、もし生徒自身が、いじめのことを教員に相談できない場合は、いじめがあること、それが原因で部活動を辞めることを、保護者が連絡しても大丈夫です。

いずれにしても、部活動を辞めたあとの学校生活が、問題なく過ごせるように、頼りになる教員に、事実をしっかり相談して、対応してもらうことが重要です。

いじめがあるような部活動からは早く離れて、新たな学校生活をスタートしてくださいね。

退部届がない場合の紙や封筒の選び方

退部届 便箋

退部届のフォーマットがある場合は、それに書いて提出すればおしまいですが、ない場合は、自分で紙や封筒を用意する必要があります。

あらかじめ、顧問に、退部届のフォーマットがあるかどうかは確認しておきましょう。

フォーマットがなかった場合、紙は、縦書きでも横書きでも構いませんが、白い便箋を使います。

また、書くときは、黒のボールペン等を使用して、シャーペン等、消せるものは、使わないようにしてください。

なお、パソコンで作成しても大丈夫です。

封筒は、長形3号もしくは長形4号の、シンプルな茶封筒で良いです。

表には、「退部届」と書いて、裏面には、学年と組、氏名を書きましょう。

できあがったら、顧問に提出してください。

退部届の保護者意見欄の適切な記入の仕方

退部届にフォーマットがある場合、保護者が意見を書く欄が用意されていることがあります。

この場合は、保護者の自筆で、「親子で話し合った結果、退部したいという本人の意志が強いため、それを尊重します。」というような、保護者が生徒の退部を認めている旨を書きましょう。

また、退部という結果にはなったものの、「部活動を通じて成長できた」というような、感謝の意を付け加えると、なお良いです。

退部によって、子供が学校に行きづらくならないように配慮しながら、保護者としてのコメントを書くようにしてください。

なお、フォーマットがない場合でも、保護者のサインは必要です。

生徒が自分だけで決めたことではなく、保護者も了承しているということが重要だからです。

そのため、部活動を辞めたくなったら、まず保護者に相談してくださいね。

まとめ

この記事では、退部届の書き方をご紹介しました。

どんな場合においても、保護者には、必ず相談することが重要です。

その結果、退部することになったら、まずは顧問や担任の教員に、その旨を伝えます。

そして、この記事を参考に、退部届を作成してください。

作成したら、すみやかに提出して、退部を完了させましょう。

ただ、その後も学校生活は続くので、同じ部活動に参加していた人や、顧問の教員とは、今後も関わることがあると思います。

そのとき、お互いに嫌な気持ちにならないように、配慮しながら、退部届を提出してくださいね。

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