最近は、子供が小さいころから、習い事を始めるご家庭が非常に多くなってきました。
一人っ子や、二人兄弟など、子供の数も昔に比べると、少なくなっていますので、子供一人にかける教育費は高くなっているといえます。
今回は、子供が習い事をすることでどんなメリットがあるのか、わが家の経験からお話しさせていただきたいと思います。
子供が習い事をするメリットは!?
わが家では、子供が一歳の時に、リトミック教室に通ったのが、初めての習い事でした。
習い事を始めたきっかけは、毎日子供と二人っきりで過ごすことにストレスを感じ始めていた私が、気分転換をしたかったからでした。
完全に、親の都合で習い始めた感じでした。
習い事を始めてみると、子供はすごく楽しそうに参加していて、先生と一緒に踊ることが大好きになりました。
私の都合で習い始めたわけですが、結果的には習ってよかったと思えました。
しかし、同じようにリトミック教室に通っていたお友達の中には、全く踊らない。
嫌がって泣いてしまう。
そんな子供に対して、「どうしてやらないの!?」と、ママが怒ってしまう家庭もたくさん見てきました。
そういう子供たちをみていると、あまりに小さいうちから習い事をするメリットはないんじゃないだろうかと思いました。
その後、3歳からうちの子は体操教室に通いましたが、それは嫌がってなかなかやってくれなかったので、半年ほどで辞めてしまいました。
小さい頃の習い事については、本人が楽しんでいるか、やりたがっているか、そこを大切にするべきだと思っています。
習い事が楽しいのであれば続けていくことで、メリットがあると思うし、まだ習い事なんかしなくても、公園で遊んでいるほうが楽しいと思うなら、まだ習う必要はないと思います。
つまり、未就学児の習い事については、個人差があるといえます。
ですから、必ずしも習い事をすることでメリットがあるとはいえませんが、興味をもって続けてくれるのなら、習い事をすることは、とてもいいことだといえます。
習い事は小学生でいくつがベスト!?
さて、先ほどは未就学児のお話しをしましたが、小学生になると、習い事を始める子はさらに増えます。
一人でいくつもの習い事をしている子もたくさんいます。
小学生の習い事は一体いくつがベストなのでしょう。
これも、個人差が大きくあると思います。
小学生になると、大概の学校では、毎日宿題がでます。
帰宅時間も、幼稚園の頃に比べると遅くなります。
そんな状況でも、いくつもの習い事をこなしている子は、たくさんいます。
しかし、毎日の宿題でも手一杯なのに、無理やりたくさん習い事をして、訳が分からなくなってしまう子も中にはいます。
うちの息子は、週に五日習い事をしていた時期がありました。
本人がやりたいといって始めたものばかりでしたが、平日毎日習い事に通っていると、全てが中途半端になってしまい、結局途中で辞めてしまった習い事もあります。
ピアノもそろばんも宿題がでるのですが、毎日習い事を詰め込んでいると、宿題をやる時間がとれないのです。
すると、ただただ、教室に通うことに満足してしまい、家でのフォローは何もできていない状態になってしまいました。
また、あまりに詰め込みすぎると、自分で考えて行動する時間が少なくなり、強制的に決められたことでしか動けない子になってしまいます。
個人差がありますので、習い事はいくつがおすすめか、断言はできませんが、自分の時間もきちんと持てるスケジュールにすることが大切です。
わが家の場合は、週に三日の習い事で、習い事のない他の二日(土日は除く)を、家でのフォローの日にしました。
家でのフォローができる日程で習い事の数を決めることをおすすめします。
習い事は小学生で、何がおすすめ!?
さて、肝心の習い事の内容ですが、これも男女差や、個人の得意不得意で変わってくると思います。
しかし、いくつか習い事をさせるのであれば、
- 体を動かす系の習い事。
- 頭を使う系の習い事。
- 得意なことを伸ばしてあげる習い事。
- 苦手なことをフォローしてあげる習い事。
という風に、分けて、バランスよく習えるように考えることをおすすめします。
わが家の場合ですと
- スポーツ系の習い事で水泳。
- 頭を使う系の習い事でそろばん。
- 本人が習いたいといったピアノ。
を選び、三つ習うことにしました。
本人がやる気をだしてはじめたピアノは、やはり一番上手になるのも早かったです。
本人がやりたいことを優先して習い事を決めるのは、間違いないといえます。
また、水泳を始めたことで、体が強くなり、それまでよく風邪を引いていた息子が、ほとんど学校を休まなくなりました。
水泳は体を強くするということを実感することができました。
また、一番本人が苦戦しているそろばんですが、本人が苦手だからこそ、頑張って克服してもらいたいというのが親の願いです。
このように、系統が違う習い事をすることをおすすめします。
まとめ
今回は習い事についてお話ししてきました。
習い事は、やれば必ずメリットがあるというわけではありません。
無理やり押し付けたり、詰め込みすぎることで、かえって本人のやる気がなくなったり、自己肯定感をもてなくなってしまうかもしれません。
お子さんとよく話し合って、どんな習い事をいくつやるのかを決め、楽しく取り組むことで、得られるものは大きくなるはずです。