デロンギのマグニフィカSとマグニフィカスタートの違いを比較して、徹底解説します♪
マグニフィカSとマグニフィカスタートの違いを比較したところ、以下の8つでした。
本文にて詳しくお話ししていきますね!
デロンギマグニフィカSとマグニフィカスタートの違いを比較
デロンギのマグニフィカSとマグニフィカスタートの違いは、以下の8つです。
それぞれの違いを詳しくご紹介しますね。
①スペシャルティが作れるかどうかの違い
マグニフィカSのメニューは、濃厚なエスプレッソと、デロンギのオリジナルメニューであるカフェ・ジャポーネです。
カフェ・ジャポーネは、ハンドドリップのように豆を蒸らしながら抽出するので、香り高く、旨味のあるコーヒーができあがります。
一方、マグニフィカスタートは、エスプレッソとカフェ・ジャポーネに加え、スペシャルティというメニューもあります。
豆の特長を生かした軽めのコーヒーで、繊細な味が魅力です。
エスプレッソとカフェ・ジャポーネでも十分だとは思いますが、さまざまな味を楽しみたい人は、マグニフィカスタートの方が良いですね♪
②コーヒー濃度の設定の違い
マグニフィカSとマグニフィカスタートは、どちらも豆の量を調節して、抽出するコーヒーの濃さを調節することができます。
マグニフィカSは、本体前面に付いているダイヤルを回すことで、無段階で調節できます。
一方、マグニフィカスタートは、濃さはボタンで調節します。
こちらは無段階ではなく、「マイルド(薄め)」「スタンダード(通常)」「ストロング(濃いめ)」のうち、ボタンを押して好きなものを選ぶしくみです。
コーヒーの濃さにこだわりがある人は、無段階で調節できるマグニフィカSの方が良いですね!
③コーヒー抽出量の設定の仕方の違い
マグニフィカSとマグニフィカスタートでは、出来上がりのコーヒーの量も変えられます。
どちらもコーヒーが抽出されているときに、何かしらのメニューボタンを押すと抽出が止まり、量を少なめにすることができます。
また、抽出が終わってから2秒以内にボタンを押せば、追加で抽出することもできます。
ちなみに、マグニフィカスタートは、初期設定では、エスプレッソはおよそ30ml抽出されます。
抽出中にボタンを押すことにより、20mlくらいで止めることもできますし、追加でボタンを押せば、最大180mlまで抽出することもできますよ!
マグニフィカSのエスプレッソは、最初から「少なめ」「多め」の2種類を選択できます。
それぞれの初期設定は、「少なめ」なら40ml、「多め」では120mlです。
どちらも途中で止められますし、最大180mlまで抽出することもできます。
なお、マグニフィカSとマグニフィカスタートは、コーヒーを抽出するボタンに、好みの抽出量を覚えさせておく機能もあります。
これを使えば、量を変えるために毎回ボタンを押さなくても、自動的に好きな量のコーヒーを抽出してくれます。
さらに、マグニフィカSには、エスプレッソを抽出するためのボタンが、「少なめ」「多め」の2つあるので、2種類の量を登録することができます。
家族で使う場合など、淹れる量が毎回異なるときは、マグニフィカSの方が便利ですね!
ちなみに、カフェ・ジャポーネを抽出するとき、マグニフィカSで抽出できる量は、初期設定では180mlで、120~250mlの間で調節できます。
マグニフィカスタートの場合は、初期設定は同じ180mlですが、調節できる範囲は100~240mlです。
カフェ・ジャポーネを一度に作れる量は、わずかにマグニフィカSの方が上ということですね!
④カス受け容量の違い
マグニフィカSとマグニフィカスタートは、コーヒーを抽出するたびに、カス受けに豆のカスが溜まっていきます。
これは、毎日マシンの使用後に捨てる必要がありますが、使い終わらないうちでも、いっぱいになってしまったら、捨てる必要があります。
このカス受けの容量が、マグニフィカSは、1杯ずつ抽出した場合は14回分、2杯ずつ抽出したら10回分程度です。
一方のマグニフィカスタートは、1杯ずつなら15回分、2杯ずつなら13回分です。
わずかな差ですが、マグニフィカスタートの方が、カス受けの容量が大きいようです。
カスを捨てる手間は、マグニフィカスタートの方が少なくて済みますね!
⑤抽出温度の設定数の違い
マグニフィカSとマグニフィカスタートには、サーモブロックボイラーという機能があり、お湯の温度をコントロールしています。
この機能により、お湯は常にコーヒーの抽出に適した88~96℃に保たれています。
初期設定では、そのちょうど中間くらいの温度でコーヒーが抽出されるようになっていますが、熱めが良い、ぬるめが好きなど、好みの温度がある人は、調節することも可能です。
この温度調節は、マグニフィカSだと4段階で、マグニフィカスタートでは3段階で設定できます。
温度にもこだわりたいなら、設定が細かくできるマグニフィカSが良さそうですね!
⑥ウォーターフィルターが付属するかどうかの違い
マグニフィカスタートには、ウォーターフィルターというパーツが付属します。
これはタンクに取り付ける部品で、水道水などの石灰が本体に付着するのを減らしてくれます。
ウォーターフィルターはマグニフィカSには付いていないため、マグニフィカSは、マグニフィカスタートよりも、石灰が付着するかもしれません。
そうなると、マグニフィカスタートの方が良いですね!
ただ、ウォーターフィルターは、2ヶ月に1回程度交換する必要がある点には注意してください。
ちなみに、マグニフィカSとマグニフィカスタートには、お手入れのひとつとして、石灰を除去する機能も搭載されています。
石灰が付いていることを示す本体のランプが点灯したら、この機能を利用しましょう。
基本的に、除石灰剤をタンクに入れて、専用のモードで動かしたのち、全体を水ですすいだら完了です。
水ですすぐ作業も、タンクに新しい水を入れれば自動で行ってくれるので、手間はとくにかかりません。
ただ、マグニフィカスタートの場合は、そのすすぎ作業を2回行う必要があるので、水を途中で入れ替える作業が入ります。
手間としては、マグニフィカSの方がかからないですが、2回すすいだ方が安心できるという考え方もありますよね。
石灰をしっかり取り除いてコーヒーを楽しみたい人は、マグニフィカスタートの方が良いかもしれませんね!
⑦オートオフ機能の設定時間の違い
しばらく操作しなかったときに、自動的に電源が切れるしくみが「オートオフ機能」です。
こうした機能があるマシンは多いですが、マグニフィカSとマグニフィカスタートの優れた点は、このオートオフ機能を、いつ使うかを自分で設定できるというところです。
マグニフィカSの場合は、15分後、30分後、1時間後、2時間後、3時間後に設定できます。
マグニフィカスタートでは、15分後、30分後、1時間後、3時間後です。
2時間後に設定できるかどうかの違いということですね。
選択肢は多い方が良いと思いますが、どうしても2時間後にオフにしたいという人は少ないと思うので、この点はあまり気にしなくても良いでしょう。
⑧前面デザインと大きさ、重さの違い
機能が少し違うために、マグニフィカSとマグニフィカスタートは、本体のデザインも少し異なります。
特に差があるのは、前面の操作パネルです。
マグニフィカSは、豆の量が調節できるダイヤルがありますが、マグニフィカスタートはそれがありません。
また、これまでにも紹介した通り、マグニフィカSには、エスプレッソの「多め」「少なめ」などのボタンがありますが、マグニフィカスタートはそれがなく、代わりにスペシャルティのボタンがあります。
大きさと重さも少し違います。
マグニフィカSは幅が23.8センチ、奥行きが43センチ、高さ35センチなのに対し、マグニフィカスタートは幅24センチ、奥行き44センチ、高さ35センチです。
重さはマグニフィカSが9キロ、マグニフィカスタートが9.5キロです。
ただ、これらの違いはとても小さいものなので、選ぶ決め手にはならなさそうです。
ちなみに、カラーバリエーションは、どちらもブラックとホワイトです。
ただ、マグニフィカSのホワイトは数量限定なので、時期によっては購入できない可能性もある点に注意してください。
デロンギマグニフィカSとマグニフィカスタート共通の機能や特長
ここからはデロンギマグニフィカSとマグニフィカスタートの共通の機能や特長についてお話ししますね♪
マグニフィカS、マグニフィカスタートどちらも豆からコーヒーが淹れられる、コーヒーメーカーです。
最大2杯まで、同時に淹れることができますよ!
バリスタが淹れたようなコーヒーが楽しめる
エスプレッソコーヒーを淹れるときは、まず豆を挽く作業が必要です。
マグニフィカSとマグニフィカスタートは、香りを逃さないように、丁寧に豆を挽きます。
続いて、エスプレッソに必要なのが、密度が一定になるように押し固める、「タンピング」という作業です。
これがうまくできないと、美味しいエスプレッソが出来上がらないと言われていますが、マグニフィカSとマグニフィカスタートの場合は、電子制御により、まるでバリスタが手で行ったようなタンピングを実現しました。
さらに、コーヒーを美味しくするために、9気圧で、20秒かけて抽出します。
これらの機能により、マグニフィカSとマグニフィカスタートは、美味しいエスプレッソやカフェ・ジャポーネが作れるようになりました。
家にいながら、本格的な喫茶店のようなコーヒーが楽しめますよ!
ボタンを押せばすぐに使える
使い方が簡単なのも、マグニフィカSとマグニフィカスタートの優れた点です。
コーヒーを淹れる作業は、前面のボタンを押すだけですべて完了します。
これまでに紹介した、濃さや量、お湯の温度の調節も、前面のボタンに操作がまとめられています。
操作が難しくないので、機械が苦手な人でも使いこなせますよ♪
フワフワのミルクも作れる
マグニフィカSとマグニフィカスタートには、ミルクフロッサーが搭載されています。
操作パネルの左側に付いている、ハンドルのような部分なのですが、これを使うと、牛乳をフワフワに泡立てることができます。
おしゃれなコーヒーショップのようなカプチーノやカフェラテも作れるということですね^^!
通常のコーヒーに加え、これらのメニューもできるので、長く楽しく使えますね♪
お手入れが簡単
コーヒーマシンにはパーツが多いので、お手入れにはそれなりに手間がかかります。
マグニフィカSとマグニフィカスタートも、お手入れする部分は多いですが、基本的に全て取り外し、水洗いすることができます。
マシンが清潔でないと、美味しいコーヒーも台無しになってしまうので、お手入れ方法がシンプルなのは、とても嬉しいですね♪
電源を入れたとき/切ったときに自動的に内部を洗浄する
マグニフィカSとマグニフィカスタートは、電源をオンにしたときと、オフにしたときに、自動的に内部を洗浄します。
水が通る道をいったんすべて洗浄してくれるので、いつでもきれいなマシンから、コーヒーを淹れることができます。
この機能は手動でも動かせるので、気になるときは、いつでも洗浄できますよ!
デロンギマグニフィカSがおすすめの方
デロンギマグニフィカSがおすすめの方
- コーヒーの濃度を細かく設定したい方
- コーヒー抽出量を2種類設定したい方
- 抽出温度を細かく設定したい方
- 2時間後に切れるように設定したい方
- 安い方が良い方(楽天の公式ショップで7000円ほど安いです^^)
デロンギマグニフィカスタートがおすすの方
デロンギマグニフィカスタートがおすすの方
- スペシャルティを飲みたい方
- できるだけカスを捨てる回数を減らしたい方
- フィルターを交換してでも石灰の付着を減らしたい方
デロンギマグニフィカSとマグニフィカスタートの違いを比較!どっちがおすすめ?
デロンギのマグニフィカSとマグニフィカスタートは、どちらも優れたコーヒーマシンです。
選ぶときの決め手になるのは、スペシャルティができるかという点と、濃さを無段階で選べるかどうかという点でしょう。
コーヒー豆の味を堪能したい方は、ぜひマグニフィカスタートを使って、スペシャルティを楽しんでください。
一方で、エスプレッソとカフェ・ジャポーネがあれば十分だけど、濃さや温度にはこだわりたいという人には、マグニフィカSの方が良いと思います。
価格差は7000円ほどありますが、どちらも9万円以上しますし、長く使うものと考えると、そこまで大きな差ではない気がします。
そうなると、やはりコーヒーの好みで選ぶのが良さそうです。
お気に入りの一杯が淹れられるマシンを選んでくださいね♪