最近では、二年保育ではなく、幼稚園に三年間通う子供たちが増えています。
早くから、集団生活になじみ、お友達と遊ぶ楽しさを学べることから、三年保育が主流になってきているといえます。
さて、初めて親から離れて、幼稚園での集団行動が始まる子供たち。
三年保育で通うとすると、早生まれの子供たちは、三歳になってすぐに、幼稚園に通うことになります。
幼いわが子が、ちゃんと幼稚園で生活できるだろうかと、心配なママさんたちもたくさんいると思います。
幼稚園に入園するにあたり、まず何をしつけたらいいのか、わが家の経験をもとにお話ししたいと思います。
幼稚園の支度を自分でさせよう!
今まで一日中ママと過ごし、甘えてきた子供たちにとって、幼稚園生活の始まりというのは、とても大きな生活の変化です。
初めて、親から離れて幼稚園に行くとき、最初は寂しくて泣いてしまう子供たちもたくさんいます。
でも、そんな時は、ママはニコッとして、笑顔で子供を幼稚園に送り出してあげてください。
子供が泣いているからと言って、ママまで悲しくなってしまい、一緒に泣いてしまっては、子供も不安になってしまうのです。
ママが毎朝笑顔で見送っていると、そのうちに子供も元気に「いってきます!」というようになります。
子供は新しい環境になれるのが、本当に早いものです。
親の心配をよそに、すぐにお友達ができ、仲良く幼稚園で遊びだすことでしょう。
幼稚園に通うのに慣れてきたら、次のステップに行きましょう。
これは、大変大事なことですが、自分の支度は自分でさせてください。
入園したばかりの時は、難しいと思います。
ボタンをかけるのにも、苦労するでしょう。
でも、自分で支度が出来るようになるというのは、園に通う子供たちにとって、とても大事なことです。
朝の支度ができなければ、幼稚園での帰りの支度にも戸惑ってしまいます。
最初の頃は、先生も帰りの支度など手伝ってくれますが、全員分の支度を手伝うのは先生にとってもすごく大変なことです。
自分のことは自分でできるようにすることが、幼稚園一年目の年少さんの目標といってもいいでしょう。
それに、自分で朝の支度が出来るようになることは、ママさんたちにとっても、すごく助かります。
ただでさえ忙しい朝の時間。
朝ご飯を準備して、お弁当を作ってと、ママたちは朝からバタバタです。
そんな時、子供が自分で朝の支度をできるようになると、とっても助かります。
ですから、まずは、朝の支度を子供たちが自分でできるようしつけることが大切です。
幼稚園の支度が遅い!
幼稚園の支度を自分でできるようにとお話ししてきましたが、支度がどうしても遅いというお子さんもいると思います。
忙しい朝、支度が遅いからと言って、ついついママが支度を手伝うケースも多いと思います。
わが家でも、年少さんの時は、私が支度をしたほうが早いので、ついつい手伝ったり、時には全部私が支度をしていました。
でも、その癖がついてしまうと、子供はいつまでも支度が遅いままです。
初めのうちは、誰だって支度は遅いです。
でも、そこで「遅い!!」と叱ってしまったら、子供はもっとやる気をなくしてしまいます。
朝の支度をする時間を十分にとって、ゆとりをもって準備できる環境づくりが大切です。
支度に何分かかるかを考えて、朝早めにおきて余裕をもって、支度をするよう心掛けてください。
子供が幼稚園の支度をしない時は?
さて、幼稚園の支度が遅いどころか、全く支度をしようとしないという子も、中にはいると思います。
わが家には、二人の息子がいます。
長男は比較的、自分でやりたがる子だったので、支度が自分でできるようになるのも早かったです。
しかし、次男は甘え上手な性格で、なかなか自分で支度をしようとはしませんでした。
最初は私も、手伝ったりしていたのですが、あまりにも本人にやる気がないので、イライラしてしまい、朝から怒ってしまう日もありました。
しかし、支度をしないからと怒っても、本人は泣くばかりで、ますます支度をしなくなります。
完全にやる気を失い、ただただ泣いてしまうのです。
これではいけないと反省した私は、怒るのではなく、少しでもできたところを褒めることにしました。
ボタンを全部かけられなくても、一つでもやろうとしたことを褒めました。
「もう少しだったね!がんばって自分でやろうとしたことが偉いよ!!」
そう言って励ましたり、とにかく笑顔で対応していると、子供も少しやる気になってくれました。
そして、支度を頑張った日は、カレンダーにシールを貼ることにしました。
このシール作戦は大成功で、子供がやる気を出すきっかけになりました。
まとめ
幼稚園くらいの子供は、本当に褒められることが大好きです。
とにかく些細なことでもできたことをほめてあげ、なんとか自分で仕度できるように工夫してみてください。
子供が、自分で朝の仕度をすませ、「ママ、早く幼稚園行こう!!」と言った日には、子供の成長にとても感動するに違いありません。