日焼け止めは、お出かけの15分前には塗り終えましょう。
誰もが日常的に使う日焼け止めですが、案外と知らないことも多いのではないでしょうか。
この記事では
・日焼け止めは出かける何分前に塗るべきか
・日焼け止めは何分持つか?何時間おきに塗るのが効果的か
・顔や体にどうやって塗ればいいのか
・日焼け止めは何月から使うのがいいのか
・赤ちゃんには何ヶ月から使用OKか
・赤ちゃんにおすすめの日焼け止め
などについて詳しくお伝えします。
日焼け止めに関する疑問を一挙に解決してきますので、日焼け止めの正しい使い方について認識を新たにしてもらえればと思います。
日焼け止めは出かける何分前から塗ればいいか?答えは15分前でOK!
サクッと答えが出そうな疑問ですが、実はとっても難解だったりします!
というのも、日焼け止めを何分前から塗ればいいかについては諸説あるからなのです。
・外出直前でもOK
・30分前
このように、大きく差があるのも気になりますね。
実際のところ、日焼け止めは外出の何分前から塗るのがベストといえるのでしょう?
15~20分前説
日焼け止めのボトルを見ると、使い方や注意点などが書かれていますよね。
私も私物を確認してみましたが、何分前に塗るといった記述は見つけられませんでした。
そういう時は、その製品の公式サイトを覗いてみるのもいいでしょう。
たとえばスキンケアブランドで有名な「SK-II」は、公式サイトには「日焼け止めは15分前に塗るとよい」と書かれています。
日焼け止めが肌になじみ、効果を発揮するまでには15分は必要です。
日焼け止めは、外出する15分前までに塗るようにしましょう。
引用元:SKⅡ公式サイト
製品によっても若干の差があると考えられますので、製品本体から情報を得られない場合にはサイトも視野に入れてみるといいでしょう。
外出直前でもOK説
情報サイトによっては「日焼け止めは外出直前に塗っても効果がある」とかかれているものもあります。
実際のところ、それは正しいのでしょうか?
それが正しいかどうかを探るべく、SHISEIDOのサイトを覗いてみました!
このサイトによれば、日焼け止めを外出直前に塗るのはNGとのこと。
紫外線は窓ガラスを通過するため、家にいても油断は禁物。
また洗濯物を干す、ゴミを出すなど、
ほんの少し浴びた紫外線の蓄積が肌にダメージを与えます。
日焼け止めは外出の直前に塗るのではなく、
朝のスキンケアの一環として行いましょう。
引用元:SHISEIDO公式サイト
その理由として、屋内でも窓から入ってくるなどした紫外線で肌がダメージを受けるためとのことでした。
とにかく少しでも焼けたくないなら、外出しなくても塗った方がいいということですね。
となると結論としては、日焼け止めはお出かけの遅くとも15分くらい前までに塗っておくのがいいでしょう。
日焼け止めは外出の30分前に塗るべきという説は嘘なのか!?
一昔前は、日焼け止めは30分前から塗るのがよいという認識がありました。
この30分前説には、どうやらある番組が影響しているようです。
とある番組にて日焼け止めを扱った時、「日焼け止めは浸透を考えて30分前に塗るのがいい。」と紹介されました。
専門家がいうならばと、30分前説が広まったと考えられます。
とても信憑性のある話ではありますが、こちらの説には気になる点もあります。
一つは、2018年の番組で紹介された内容であること。
もう一つは、日焼け止めは肌に浸透していくものではないということです。
日焼け止めは肌表面で留まって、紫外線にバリアを張ってくれるアイテムです。
情報は日々新しくなっており、去年は常識だったことでも今年は違うなんてこともよくありますよね。
情報が新しくないので、そういう意味で日焼け止め30分前説が有力なのかは微妙なところです。
15~20分前・直前・30分前と日焼け止めを塗るタイミングについて見てきました。
以上を踏まえると、日焼け止めは30分前に塗るべきというのは、必ずしも正しくないといえそうですね。
ただし、SHISEIDOのサイトにあったように、外出以前に家の中でも紫外線に晒されているという状況は確かにあるわけです。
また、日焼け止めを塗った直後は何だかベタつきも気になりますし、服が汚れる可能性も考えられます。
日焼け止めの効果という意味で30分前に塗るのがいいというのは信憑性が低いとしても、30分前に塗っておいて悪いことはないといえるでしょう。
日焼け止めは何分持つのか!何時間おきに塗るのが効果的か?
日焼け止めを塗ったきりでは効果が薄れてくるということは、今や多くの人が知っていることでしょう。
しかし、日焼け止めを何時間おきに塗り直せばいいかまでは知っていますか?
日焼け止めを効果的に使うのは、何時間おきに塗るのがいいのでしょうか?
日焼け止めは2~3時間で塗り直しがベスト!
これは、日焼け止めの効果が何時間持つかということにも通じていますね。
日焼け止めの効果が持続するのは、一般的に2~3時間だといわれています。
ウォータープルーフを謳う日焼け止めであっても、汗や肌から生じる脂で少なからず落ちてしまいます。
服との摩擦も、日焼け止めが落ちる原因となります。
汗をかかないのは難しいことですし、脂にいたっては分泌を止めることは不可能です。
そのため、2~3時間で塗り直すことが、効果的な塗り方といえるでしょう。
こまめに塗り直せない時はSPFに注目!
日焼け止めの効果が2~3時間で切れるのが分かっていても、こまめに塗り直すのが難しいこともあるかと思います。
そんな時は、日焼け止めの「SPF」に注目してみてください。
日焼け止めにはSPFとPAという値がそれぞれありますが、SPFが示すのは「紫外線を防いでくれる時間」です。
日焼け止めを選ぶ際には、このSPF値が高いもの(最高値は50+)を選ぶといいでしょう。
ただし、日焼け止めとしての効果は高くても、肌への負担が重い製品もあります。
自分の肌とよく相談して、ぴったりの日焼け止めを選んでみてくださいね。
日焼け止めの正しい塗り方と順番を顔・体別に解説します!
何分前に塗ればいいのかについてや塗り直すタイミングなど、日焼け止めの疑問は尽きませんね。
特に女性の場合、日焼け止めの塗り方や順番が気になりませんか?
日焼け止めの塗り方や順番:顔の場合
化粧をする時に日焼け止めを塗ることが多いかと思いますが、こういう順番で塗るといいですよ。
②美容液
③乳液
④日焼け止め!
⑤化粧下地
⑥ファンデーション
※パウダー/スプレータイプの日焼け止めは、メイク後でも使用できます。
このような順番で塗りましょう。
塗り方としては手の平で伸ばした日焼け止めを顔に広げるのではなく、スポットごとに置くようなイメージで塗っていきます。
額・両目の下・鼻の上・顎の5つのポイントに日焼け止めを載せたら、指の腹で優しく円を描くように伸ばしていきます。
メイクをする場合には一度塗りで構いませんが、そうでない場合は二度塗りするのがいいとされています。
日焼け止めの塗り方の順番:体の場合
日焼け止めを体に塗る場合には、これといった順番はありません。
顔に日焼け止めを塗った後に塗るとして、首から下に向かって塗っていくのがいいでしょう。
塗り方としては脚の部分(太もも・膝裏・ふくらはぎ)は塗りムラが出やすいので、しっかり伸ばした方がいいですね。
また、一通り日焼け止めを体に塗った後は、さらにもう一度塗るようにします。
体はどうしても日光に触れる範囲も多いので、念入りに塗っておくことをおすすめします。
日焼け止めは何月から何月まで使うのがおすすめなの?
日焼け止めは夏のものというイメージがありますが、いつから使うのがおすすめなのでしょうか?
日焼け止めは2月から塗るといい!
2月といえば、まだまだ冬です。
そんな時期から既に、日焼け止めが必要なのでしょうか?
2月はさすがに夏のような日焼けはしないでしょうが、紫外線は1年中地上に降り注いでいるものです。
また、同じ冬でも1月と比べると、2月の紫外線量は1.5倍にもなるといわれています。
そのため、紫外線による肌ダメージを防ぎたいなら、2月から日焼け止めを塗った方がいいということができます。
そこまで気を付けなくてもいいかと思う場合でも、3月中旬までには塗り始めるようにしたいですね。
ちなみに、日焼け止めは10月まで塗った方がいいのを知っていますか?
10月は夏も終わりの時期ですが、長く紫外線にさらされてきた肌は弱りきっています。
日差しが弱くなってきたからと日焼け止めを塗るのを止めてしまうと、余計にダメージを受けやすくなってしまうからです。
肌のことをしっかりと考えるなら、日焼け止めは2月~10月まで塗るようにしたいですね。
日焼け止めは赤ちゃんに何ヶ月から使用可能?おすすめの商品をご紹介!
大人よりも肌が弱い赤ちゃんにも、日焼け止めを塗ってあげたいですよね。
早くからケアしてあげたい親心はあっても、生後3ヶ月以上になるまでは塗らないようにしましょう。
日焼け止めを塗ることでかぶれなどを引き起こす恐れもありますし、日焼け止めを塗らないといけないくらいの日差しの下に出るのもよくありません。
SPFやPAも、大人ほど高いものは必要ありません。
3ヶ月以上になったら、低刺激なベビー用のものを使ってあげてくださいね。
こちらでは、赤ちゃんに塗るのにおすすめの日焼け止めをご紹介します!
通販で買える商品なので、ぜひ参考にしてくださいね。
キスミー マミーUVマイルドジェルN
クマさん型のポンプがかわいいキスミーの日焼け止めは、90%が食品成分でできています。
SPF33/PA+++と、あまり強くないのもいいですね。
無着色・無香料・防腐剤フリーなど、無添加にもこだわっています。
せっけんで落とせるのも、赤ちゃんの肌の負担にならずにおすすめですよ。
アトピタ 保湿UVクリーム
丹平製薬による「アトピタシリーズ」から、赤ちゃんの肌にも優しい日焼け止めが出ています。
SPF29/PA+++の商品です。
アトピタシリーズは保湿力に定評があるので、肌トラブルを抱えがちな赤ちゃんにも優しく使えるでしょう。
ウォーターベースで伸びもよく、肌に極力負担をかけずに日焼け止めを塗ってあげられますよ。
スキンピース ファミリーUVミルク
スキンピースから出ているのは、ミルクタイプの日焼け止めです。
SPF35/PA+++で、水や汗にも強い仕様になっています。
屋外での水遊びにもきっと役立つでしょう。
アルコールや合成着色料・合成香料などは無添加で、いわずもがな肌に優しくできています。
ピジョン UVベビーウォーターミルク
ベビー用品といえばピジョンは外せませんが、もちろん日焼け止めもラインナップに入っています。
SPF15/PA++と弱めの日焼け止めで、外遊びというよりはお散歩をする時などにおすすめでしょう。
無添加・低刺激、白残りしない優しい着け心地も特徴的です。
ベビーソープで落とせるので、肌への負担も少ないですね。
まとめ
今回は日焼け止めのあれこれについてご紹介してきました。
毎年当たり前に使う日焼け止めですが、意外と知らないことも多かったのではないかと思います。
赤ちゃんでも使える日焼け止めは敏感肌の大人にもおすすめなので、ぜひご家族で使ってみてくださいね。
正しい使い方を知って、日焼け止めを効果的に使いたいですね。