サーキュレーターと扇風機どちらが涼しいか、考えたことはありますか?
実はこの2つ、似ているようで違う面も多いんです。
今回の記事では、違いが分からない人も多いサーキュレーターと扇風機についてお話ししていきましょう。
記事を読み終わったあかつきには、サーキュレーターと扇風機どちらが涼しいかに答えを出せるかもしれませんよ。
サーキュレーターと扇風機どちらが涼しいか対決!勝つのはどっち?
サーキュレーターと扇風機どちらが涼しいかについて結論をいうと、どのような環境で使うかが大きな判断基準になってきます。
つまりサーキュレーターにはサーキュレーターのよさ、扇風機には扇風機のよさがあるので、一概にどちらが涼しいと決めるのが難しいのです。
とはいえ、それで終わってはモヤモヤが残りますよね。
それぞれどういう環境で使うのがいいのかを知るためにも、サーキュレーターと扇風機の違いを知っておくといいですよ。
サーキュレーターと扇風機の違いって?知って驚く4つの相違点!
サーキュレーターと扇風機は見た目も似ているし、風を起こすという機能も同じに見えますが…。
その違いがどこにあるかを知れば、サーキュレーターと扇風機どちらが涼しいが、自分の中で答えを出せるのではないでしょうか。
こちらでは、サーキュレーターと扇風機にまつわる4つの違いを解説していきます。
風を送る範囲と向きが違う!
サーキュレーターと扇風機は風を起こすという機能は同じでも、風を送る範囲に大きな違いが見られます。
サーキュレーターは、ポイントを絞って直接的に強い風を送ることができます。
一方の扇風機は、広範囲にわたって風を送るのに適しています。
サーキュレーターと扇風機のこの風の送り方の違いは、次にご紹介する使い方に関係していますのでチェックしてくださいね!
また、扇風機は原則として左右にしか風を送れませんが、サーキュレーターは真上に風を送ることもできます。
使い方が違う!
直接的に風を送れるサーキュレーターは、室内の空気を循環させるのに役立ちます。
空気が循環することで、あるエリアだけが冷え過ぎたり温まり過ぎたりするのを防ぐことができるようになるのです。
この効果を考えると、サーキュレーターはエアコンとの併用がとても望ましいです。
サーキュレーターは梅雨の部屋干し対策としても、エアコンとの併用が注目されていますよ。
逆にサーキュレーターのみを扇風機のように使っても、効率的に体を冷やしてくれるような効果は期待できないでしょう。
対する扇風機は広範囲にわたって風を送ることから、涼を取るのにとても役立ちます。
就寝時などに使うと、寝室全体に風を送ることができるでしょう。
涼を取ることがメインの役割なので、それに関連した機能があることも特徴です。
就寝時にも使えるタイマー機能や、風を広範囲に送れる首振り機能などがそれにあたります。
音が違う!
電化製品を使う時に気になるのが、動作音ですよね。
扇風機は就寝時に使うことも考慮されているため、音が静かなタイプが多いです。
一方のサーキュレーターは空気を循環させるのがメインの役割なので、消音対策に関しては物足りないところがあります。
扇風機のように消音に気を配った製品もありますが、多くは扇風機より動作音が大きめのものが多いです。
サーキュレーターはエアコンと併用で電気代節約!
サーキュレーターと扇風機、電気代が安いのはどちらでしょうか。
サーキュレーターと扇風機どちらが涼しいのと同じくらい、関心が寄せられるポイントですよね。
製品にもよりますが、サーキュレーターと扇風機は消費電力に大きな違いはないといわれています。
ただし、サーキュレーターはエアコンと併用することで、「エアコンの電気代」を抑えるのに効果が期待できます。
扇風機とエアコンそれぞれの電気代を比べると、エアコンに勝ち目はありません。
しかし、最近は猛暑も多く、扇風機だけでしのぐのは困難な気候になりつつありますね。
ならばエアコンをとなるわけですが、この時により効果的にエアコンの節約に繋がるのがサーキュレーターということになります。
エアコンと併用で実力を発揮できるのは、サーキュレーターの大きなメリットですね。
このように、サーキュレーターと扇風機には、ざっと見てこれだけの違いがみられます。
それぞれの違いをよく知って、サーキュレーターと扇風機を使い分けたいですね。
サーキュレーターは扇風機代わりになる?メリットとデメリットを解説!
サーキュレーターは空気の循環が主な役割ですが、風を起こすという点は扇風機と同じです。
いってしまえば、サーキュレーターを扇風機代わりにできないこともありません。
ただし、やはりそもそもの役割の違いがあるわけなので、扇風機とまったく同じようには使えないはずです。
サーキュレーターと扇風機どちらが涼しいという疑問にも繋がることですので、サーキュレーターを扇風機代わりに使うメリットとデメリットを見てきましょう。
サーキュレーターを扇風機代わりにするメリット
①扱いやすい大きさ
サーキュレーターは、ヘッド部分だけの扇風機のようなものです。
小さくコンパクトなため、持ち運びしやすいのがいいですね。
②生活感が出にくいデザイン
サーキュレーターにはシンプルなデザインのものが多く、インテリア性もあります。
扇風機では強く出てしまう生活感も、サーキュレーターなら感じないという人は多いでしょう。
③洗濯ものの室内干しに役立つ
扇風機との違いでもお伝えした通り、空気を循環させることで洗濯物を乾きやすくしてくれます。
サーキュレーターは梅雨時期だけでなく、室内干しを余儀なくされる花粉の時期にも活躍してくれるはずです。
④エアコンよりは電気代が安い
扇風機と比べると大差ない電気代も、エアコンとなら大きく違ってきます。
エアコンを使わずに扇風機をと考えるなら、サーキュレーターを扇風機代わりに使う選択肢もないとはいえません。
サーキュレーターを扇風機代わりにするデメリット
①高さを調節できない
扇風機なら首の長さを変えるだけで調節できる高さも、サーキュレーターの場合は設置場所で限定されてしまいます。
床置きの場合も天井に設置するタイプも、そこで調節できる範囲にしか風を送ることができません。
②風の当たる範囲が限定的
ファンも小さいため、サーキュレーターでは広範囲に風を送ることはできません。
涼を取る目的で使う場合、直接的な風を浴び続けることになります。
③風が強め
サーキュレーターは空気の循環に効果を期待しているため、風が強めなのもデメリットです。
扇風機のように長くあたるには、ストレスを感じる恐れもあります。
④音がうるさい
サーキュレーターと扇風機の違いでも触れましたが、消音性はあまり期待できません。
就寝時に扇風機代わりに使うには、音の問題も考慮しなくてはなりません。
最強タッグ!サーキュレーターと扇風機を併用してもっと快適に!
エアコンとサーキュレーターを組み合わせると快適に過ごせることは、既にお伝えした通りですね。
サーキュレーターは冬場でも使えますが、夏場は扇風機と併用することでさらに快適な空間を作ることができます!
サーキュレーターと扇風機を併用する時の置き方含め、そのやり方を説明しますね。
②サーキュレーターの風向きはエアコンへ
③扇風機は人のいる方向に
この位置を守ったやり方を試せば、つらい猛暑も快適に過ごせるようになるでしょう。
☆サーキュレーターと扇風機だけの併用ではあまり意味なし…
狭い部屋でエアコンもなし、防犯から窓は開けたくない。
サーキュレーターと扇風機を2台併用すれば涼しくなるのでは?という考えは、誰しも一度は持ったことがあるかもしれませんね。
結論を先にお伝えすると、サーキュレーターと扇風機のみの併用では暑さしのぎのためには効果が薄いです。
扇風機で送られる空気をサーキュレーターが循環させるとなると効果はありそうに思えますが、結局は暑い空気が室内を回るだけになります。
窓も開けないとなるとなおさら、各製品から発せられる熱も手伝って涼しくなることはないでしょう。
サーキュレーターと扇風機を効果的に併用するのであれば、エアコンありきと考えた方がいいですね。
サーキュレーターと扇風機一体型の製品がほしい!おすすめ3選!
サーキュレーターと扇風機、どちらにもそれぞれのよさがあることを分かっていただけたでしょうか。
しかし、購入を考えた時に、まだどちらを買うかは決めかねるかもしれませんね。
そんなあなたは、サーキュレーターと扇風機一体型タイプを考えてはいかがですか?
こちらでは、楽天市場で購入できるサーキュレーターと扇風機一体型の製品を3つご紹介しますね。
リビング扇風機
アイリスオーヤマが手掛ける、サーキュレーターとしても扇風機としても使える便利な製品です。
基本的には、見た目も性能も扇風機と思って差し支えはありません。
一番の注目ポイントは、ヘッドが真上を向くこと!
このことにより天井に溜まった空気を循環させることができ、サーキュレーターのように使うことができます。
消音にも気を遣っているので、サーキュレーターとして静かに使いたい時にもおすすめです。
バルミューダ ザ グリーンファン
機能性だけでなくデザイン性も求めるなら、バルミューダのサーキュレーターと扇風機一体型の製品がおすすめでしょう。
ファンが特徴的な二重構造を持っており、そのおかげで自然風に近い風を起こせる優れものです。
また、ファンの形状のおかげで強い風を起こすこともでき、そのことでサーキュレーター代わりとしても使えます。
本体とヘッドを繋ぐポールは一部を取り外すことができ、まるでサーキュレーターのようなコンパクトさでも使用することができます。
DCサーキュレーター
サーキュレーターのフォルムを残した、扇風機のようにも使えるタイプの製品です。
サーキュレーターとしての機能がメインの印象ですが、扇風機のように優しい風にも調節可能です。
扇風機によく見られる風量の段階的調節や、消音対策もばっちりです!
サーキュレーターの扱いやすさを持った扇風機といえそうです。
まとめ
サーキュレーターと扇風機どちらが涼しいかという問いに答えを出すとしたら、扇風機というべきでしょうか。
サーキュレーターはそもそも涼を取るのに使うものではないので、涼しいのは扇風機といってもよさそうですね。
とはいえ、サーキュレーターには扇風機にないメリットがあるのもまた事実です。
今回の記事で両者の違いを知ってもらえたと思うので、求める機能を持った方を正しく使いたいですね。
どちらも使いたい欲ばりさんは、サーキュレーターと扇風機一体型の製品も検討してみてください。