お中元を渡す時に添えるべき言葉は何?時期や手渡し・郵送のマナーも!

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お中元 渡す 言葉

 

お中元を渡してのご挨拶…大人として、マナーを守らないと恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。

 

今年が初めてのお中元で何もわからない、という方もいらっしゃいますよね。

 

お中元を渡すときには、どんな言葉を添えるのが正しいのかでしょうか。

 

そもそも、お中元とは何なのか…予習して、お中元の基本が分かれば、自信がついて緊張も和らぎますね。

 

この機会に、ちょっとお中元について詳しく見てみましょう。

 

 

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目次

お中元を渡すときに添えるべき言葉とは!?

 

いつもお世話になっております。
甘いものがお好きと伺いましたので、
評判の和菓子を夏のご挨拶に持参いたしました。
暑い日が続きますのでお体にお気をつけください。

 

このような言葉が典型的なお中元のご挨拶の一例です。

 

なんだか聞いたことがあるような挨拶の台詞…と感じる方も多いですよね。

 

しかし、この堅い言葉をそのまま暗記して、一生懸命に棒読み!となってしまっては、気持ちが伝わりにくくなってしまいます。

 

慣れていないなりに誠意を伝えるには、挨拶にこめられた意味を理解することが大切です。

 

区切って、言葉の意味を見てみましょう。

 

まず、「いつもお世話になっております。」

 

これは、お中元とは目下の立場から上司や恩師などの目上の方へ、日頃の感謝の気持ちを伝えるための贈り物だからです。

 

次に「甘いものがお好きと伺いましたので、」

 

これは、きちんと相手の好みを考えて、誠意をもって選んだ品であることを伝える意味があります。

 

つまり、お中元を渡す相手の好みによって変わる言葉ですね。

 

可能な範囲で相手の好みをリサーチするのが理想ですが、それが難しい場合は、無難な調味料などを選ぶと喜ばれることが多いです。

 

他にも、相手の家族構成を考えることも必要です。

 

一人暮らしの方へは、個数の多い品物を送ることを避けたり、お子様のいらっしゃる家庭であれば、幅広い年齢の方が楽しむことができる品物を選ぶといった配慮です。

 

「評判の和菓子を夏のご挨拶に持参いたしました。」

 

評判の和菓子、と言うことで多くの方が評価する良い品物であることを、間接的に伝えることができます。

 

直接的に良い品物と言うより、さり気なさが出るのでスマートですね。

 

つまらないものですが…と言い添えてお中元を渡すのは、今時は避けるのが無難です。

 

謙遜の意味ではありますが、あまり良い印象を与えません。

 

最後の「暑い日が続きますのでお体にお気をつけください。」

 

お中元には、暑い夏の時期に相手の体調を気遣うという目的があるため、最後にこのような言葉で締めくくりましょう。

 

お中元を渡す時期っていつごろだっけ!?

 

お中元 渡す 時期

 

 

お中元は夏のご挨拶ですが、地域によってその時期は本来異なります。

 

渡す相手の地域がどこなのか意識して、タイミングを逃さないように気を付けましょう。

 

大きく東日本、西日本、沖縄に分けて紹介すると、

 

東日本は、7月1日~7月15日
西日本は、7月15日~8月15日
沖縄は、7月13日~15日とされています。

 

しかし最近は、西日本でも早めにお中元を渡したりと、あまり明確なルールではなくなってきています。

 

一方、時期を過ぎると、暑中見舞いや残暑見舞いになってしまうので注意しましょう。

 

お中元は、7月の早めのタイミングで渡すと、失礼がありません。

 

遅れてしまうよりは多少早めに、という考え方です。

 

お中元を渡すマナーを手渡し・郵送別に解説!

 

お中元 手渡し マナー

 

 

お中元の渡し方には、直接相手の自宅を訪問して手渡しする場合と、郵送する場合があります。

 

直接お会いして手渡しするのが本来のお中元の風習ではありますが、郵送だから失礼ということはありません。

 

むしろ、自宅に来られても…という家庭も増えているのが最近の傾向です。

 

玄関先だけなら簡単ですが、家に上がるとなると部屋の片づけもしなくてはならなくなるので、相手に負担になってしまうことは想像できますね。

 

しかし、訪問して直接話すことを好む方もいらっしゃいます。

 

どちらのパターンが良いかは、相手の考え方や性格、自宅までの距離に合わせて決めましょう。

 

自宅を訪問して手渡しする場合と、郵送する場合、それぞれのマナーを紹介します。

 

1、訪問してお中元を手渡しする場合のマナー

 

相手の自宅へ訪問する場合、特に配慮したいのは時間帯ですね。

 

早朝や夕方以降はもちろん、食事時も避けて訪問するのは基本です。

 

しかし、中には一般的な生活時間を送っていない方もいらっしゃるので、あらかじめお伺いする日時を約束しておくとスマートです。

 

電話で「夏のご挨拶にお伺いしたいのですが…」と切り出し、予定を決めましょう。

 

訪問するときの服装は、会社に行くことができるような服装が理想です。

 

礼服などの正装では大袈裟すぎますが、目上の方にお会いするのにふさわしい服装を心掛けましょう。

 

肝心のお中元は、風呂敷に包んだり紙袋に入れたりして、裸の状態ではないようにして持参します。

 

そして、お中元を手渡しするタイミングは、部屋に上がってからです。

 

その時、風呂敷や紙袋からお中元を取り出し、中身だけ相手に渡します。

 

風呂敷や紙袋は、忘れずに自分で持ち帰りましょう。

 

お中元の中身が要冷蔵や要冷凍の場合は、渡すタイミングで伝えます。

 

伝え忘れると中身が傷んでしまうので注意が必要です。

 

あとは、お互いの近況の話や、体調の話などをして、タイミングを見て辞去しましょう。

 

そわそわしてすぐに帰ってしまうのも失礼ですが、あまり長居するのも迷惑です。

 

話の区切りがついたときなど、自然なタイミングを見逃さないように気を付けてください。

 

2、お中元を郵送する場合のマナー

 

郵送の場合は、お中元を発送する前に挨拶状を送ります。

 

お中元は「夏のご挨拶」なので、この挨拶状は重要なのです。

 

先にお中元の品物が到着してしまうのは、マナー違反なので気を付けましょう。

 

郵送の場合は、配達日時が指定できるので、相手の予定を聞いてから指定します。

 

相手に再配達の手間をかけさせないようにするためです。

 

中身は傷むものでもないし…と考えてしまうかもしれませんが、目上の方に再配達の手配をさせるのはちょっと失礼ですよね。

 

まとめ

 

最近では、メールやSNSでのやり取りに慣れてしまって、電話ですら抵抗を感じる方も多いのではないでしょうか。

 

さらに、今回紹介した、挨拶として添える言葉やマナーは、堅苦しくて面倒な面もあります。

 

しかし、本来のお中元の意味、「目上の相手に日頃の感謝を伝え、体調を気遣う夏の挨拶」ということさえ理解していれば、堅苦しいルールもきっと自然に守ることができます。

 

ルールを守ることに一生懸命になりすぎず、気持ちを伝えることを大切にして、お中元を渡してみたら、きっとうまくいきますよ。

 

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