ついこの間、産まれたと思っていたのに、気づけばわが子ももう、小学一年生。
入学式で、正装姿にランドセルを背負ったわが子の成長した姿は、とても感慨深いものでした。
これから始まる小学校生活に、親子共々、少しの不安と期待に胸を膨らませていました。
今回は、そんなわが子の友達関係についてお話ししたいと思います。
新一年生!新しい友達関係
幼稚園のときは、毎日送り迎えをしていたのですが、小学校になると、急に一人で登下校するようになるので、はじめはとても心配でした。
昨日まで、親子で手をつないで、登園していたわが子が、急に大きなランドセルを一人で背負って登校するのです。
一年生だから当たり前なのですが、最初は気が気ではありませんでした。
でも、親の心配をよそに、元気に登校するわが子。
その姿は、なんだか幼稚園時代とは別人のようで、たくましくもありましたが、親としては、少し寂しい気持ちもありました。
ともあれ、子供が元気に通ってくれることは、うれしく、ありがたいことでした。
入学式から、一週間ほどすると、家でも学校の話やお友達の話をするようになりました。
子供の適応能力はすばらしく、すぐに新しいお友達と仲良くなっているようでした。
幼稚園時代は、ママ同士が仲良くなり、それから子供同士が仲良くなることが多かったので、子供が自分で友達を作ってくることに成長を感じました。
うれしい反面、相手の子の親を知らないというのは、少し不安でもありました。
親が友達を選ぶのではなく、子供が友達を選ぶので、すべては子供まかせの友達関係の始まりです。
幼稚園の時は、ママ同士のつながりが非常に強く、めんどくさいこともありましたが、困ったときは助け合えるという点では、安心できました。
それが、小学校になると、急に親の顔がわからない友達がたくさんできるので、そこが幼稚園との大きな差だと感じました。
特に問題なく過ごしていれば、相手の親を知らなくてもいいのですが、まだ幼稚園を卒園したばかりの新一年生。
何か起こる予感がして、私はなんだかソワソワしていました。
小学校のお友達が家に来る!
私の予感は的中しました。
ある日突然、小学校のお友達が、わが家に遊びに来たのです。
息子は、嬉しそうに私にお友達を紹介してきました。
仲良しのお友達ができることは、私としてもとてもうれしく、お友達を歓迎して、家で遊ばせました。
最初は、二人で家で遊んでいる姿を見ながら微笑ましかったし、小学校での様子もなんとなくわかり、私もお友達を歓迎していました。
ところが、その日から、毎日そのお友達がわが家を訪ねてくるようになったのです。
息子は週に三回習い事をしていたので、その日は遊べないと、お友達に伝えていたようですが、それでもお友達は毎日ピンポンを押してきました。
追い返すのもかわいそうになり、何度かは習い事を休んで遊ばせたりしましたが、これが癖になっては困ると私は悩みました。
なにより、こんなに毎日わが家に遊びに来ていることを、相手のご両親はしっているのでしょうか。
いくら放任主義の家だったとしても、この状況をしらないのはおかしくないか?と、疑問に思いました。
いろいろ悩んだ末、その子に限らず、我が家は家で遊ぶのは禁止ということを息子に言い聞かせることにしました。
小学校のお友達とトラブル!?
家遊びを禁止してからは、息子がお友達にその旨しっかり伝えたようで、わが家に遊びに来ることはなくなりました。
これで安心してしまった私。
実はこの後もっと大きな問題が起こってしまうのです。
家遊びを禁止したので、息子は、晴れている日は、学校のグラウンドで遊ぶようになりました。
決めていた帰宅時間にはきちんと帰ってきていたし、何人かで集まって遊んでいたようなので、私も安心していました。
それが、ある日、学校の先生を通して、信じられない話を聞いたのです。
お宅のお子さんが毎日お友達の家に遊びに来ていて、おやつをみんなで食べ荒らして帰っているので注意してほしいという内容でした。
グランドで遊んでいると思っていた私はびっくりして、信じられない気持ちでいっぱいでした。
帰ってきた息子を問い詰めると、お友達のお家は、お母さんが働いていてだれもいないから自由に遊べると誘われた。
お菓子もたくさん食べていいと言われた。というのです。
話をききながら、何も気づいていなかった自分にとてもショックをうけました。
その後、相手方のご両親に謝罪に行き、(相手方は会ってみると、とても理解のある方だったので助かりました)事なきを得ましたが、この件は、わたしにとってとてもショックな出来事でした。
まとめ
新一年生の友達関係についてお話ししてきました。
幼稚園時代に比べて、急に手が離れる小学生。
でも、まだまだ不安要素が多いことを学びました。
しっかりしたように見えて、まだまだ子供。
楽しいことがあれば、そこに行ってしまうのが子供です。
わが子を信じることは、もちろん大事です。
監視して生活しろとはいいません。
でも、まだ、見ていてあげないといけないところはたくさんあるのです。
そして、子供の様子をしっかり観察することは、何歳になっても必要だと強く感じたのでした。