子どもは可愛いし、母親にとって誰よりも大切な存在です。
命に代えてでも守りたい存在だし、無償の愛を注ぎたいのです。
でも、時に、子供と過ごす毎日がとても辛くなってしまうこともあります。
子育てから逃げ出したい気もちに、私もなったことがあります。
今回は、私が一番子育てが辛いと感じていた時のことをお話ししたいと思います。
子育てが辛いので逃げたいと思った時!
あれは、長男が2歳で、次男が産まれた頃のことです。
もともと、私自身、女姉妹で育ってきたので、男の子の育児には、あまり自信がありませんでした。
そんな私が、男兄弟の育児をすることになりました。
はっきりいって、当時の記憶があまりないくらい、慌ただしい日々を過ごしていました。
2歳のイヤイヤ期で、わがまま放題の長男と、一日中ひたすら泣き続ける次男。
次男が産まれてすぐに、主人が転勤で単身赴任になってしまい、私は一人で二人の息子の育児をすることになりました。
ちなみに頼りたい両親は県外で、まわりに、頼れる親戚や、ママ友もいませんでした。
週末は夫が帰ってきてくれていたとはいえ、週5日間、二人の息子と四六時中過ごす毎日は、なかなかハードでした。
子供を連れて外出でもできれば、私のストレスも少しは解消されたのかもしれませんが、当時は2カ月くらいほぼ引きこもりの生活でした。
産まれたばかりの次男をつれて、やんちゃな長男とでかける勇気がなかったのです。
日中、大人と話す機会が全く無くなってしまった私のストレスは、爆発寸前でした。
次男の夜泣きにも苦労し、寝不足が続いたある日、突然、私の中の何かがプツンと切れました。
「もう、何もかもいやだ。逃げたい。」
育児を放棄して、一人で逃げ出したい気持にまで、なってしまったのです。
子育てのストレスで体調不良になってしまい。
子育てに疲れ、とにかく一人になりたかった私。
でも、そんなことできるはずがありませんでした。
とにかく耐えて耐えて耐えて、毎日を必死にやり過ごしていました。
そんなある日、突然の寒気が私を襲い、高熱を出してしまったのです。
病院に行きたくても、子供二人を連れて、病院に行くほうが大変です。
とりあえず、家にある解熱剤を飲み、子供を放置して(かわいそうなことをしました)、私は睡眠をとりました。
でも、子供がそんなこと許してくれるはずがありません。
「ママあそんで!」と、起こしてきます。
フラフラになりながら育児をし、なんとか一日を過ごすと、次の日の朝、謎の蕁麻疹に襲われました。
もうこれは無理だと思い、夫に電話すると、夫が駆けつけてくれました。
私の悲惨な姿を目の当たりにした夫。
しばらく仕事を休んで、育児と家事を手伝ってくれることになったのです。
子育て疲れの解消法について!
夫が手伝ってくれるようになり、私の体調もだんだんとよくなっていきました。
よく考えてみると、子育てに疲れ、精神的に病んでいた私は、食事もろくに取らず、寝不足の状態が続いていました。
鏡もよく見ないような生活が続いていましたが、改めて自分の姿を鏡で見てみると、白髪が増え、ひどくやつれた顔をしていました。
こんな状態の私を、夫は放っておけなかったのだと思います。
あの時、夫が仕事を休んでくれていなかったら、私は今頃どうなっていたんだろうと、考えるだけでもゾッとします。
夫の協力もあり、私も正常な精神状態に戻ってくると、不思議と長男もわがままを言わなくなっていました。
それどころか、弟のことをあやしたり、立派にお兄ちゃんをしているのです。
その時、私は思いました。
私が毎日イライラしていたから、そのストレスが、息子にも伝わってしまっていたのだと。
私は、子育てで、体調を壊してしまいましたが、どうすれば、子育て疲れを上手に解消できていたのか、考えてみました。
●一人で頑張りすぎない。辛くなったらすぐに夫に相談する(両親や頼れる人に相談)
●子供が昼寝をするタイミングで自分も寝る(家事は後回し)
●無理してでも、外出して、外の空気を吸う(家に引きこもらない)
●どんなに忙しくても、自分の食事はきちんと取る
痛い目にあってみて、私はやっと、疲れをため込むことの怖さを知りました。
疲れを上手に解消しながら、子育てに臨まなければ、いつか心身ともに壊れてしまう日が来るのです。
まとめ
子育ては、真面目な人間ほど、頑張りすぎて疲れ果ててしまう傾向にあります。
私は、夫や両親に迷惑をかけてはいけないと、一人で抱え込んで、頑張ってしまいました。
その結果、さらに大きな迷惑を周りにかけてしまったのです。
子育ては、どんな人でも、絶対に一人ではできません。
子供は夫と私二人の子供です。
お互い協力することが大事です。
子育てが辛い!逃げ出したい!と感じたときは、ストレスをため込みすぎているサインです。
そうなる前に、今の生活を見直して、改善すべきです。
ママがストレスなく子育てすることで、子供も、毎日を楽しく笑顔で過ごせるのです。