子育てで、義母と価値観が合わず、ストレスを感じる話をよく聞きます。
義母とは、何かと揉めることも多そうなので、私も警戒していました。
でも、いざ出産をして、子育てを始めると、私の場合、実母にイライラしてしまいました。
実の親なのに、どうしてイライラしてしまうのでしょう?
今回は、子育てで、実母にイライラしてしまった私の経験をお話ししたいと思います。
子育て中、実母にイライラ!?
私は、結婚するまでずっと、実家暮らしでした。
両親とは、30年近く一緒に過ごしていました。
学生の反抗期の頃などは、少し揉めたことがあったかもしれませんが、社会人になってからは、ほとんど喧嘩したり、揉めたりしたことはありませんでした。
特に、母親とは仲が良く、休日には2人でランチにいったり、実家暮らしの間は何でも相談できる関係でした。
だからまさか、出産後、実母にイライラしてしまうなんて、想像すらしていませんでした。
当時、私が妊娠中に夫が県外に転勤になってしまいました。
あと1カ月で出産というところで、転勤になってしまったので、私はしばらく実家でお世話になることにし、赤ちゃんが生まれて落ち着いてから、実家をでて、県外の夫と暮らすことになったのです。
つまり、出産前後で、3カ月ほど、実家の両親と暮らすことになりました。
出産前までは、まだ両親との関係も良好だったのですが、問題は出産後でした。
私は初めての育児で、不安も多かったので、育児本などもたくさん読み、子育ての基本的な知識を頭に入れていました。
でも、子供が生まれてみると、実母は、自分の価値観でいろいろ口出しをしてきました。
私が、哺乳瓶を本に書いてある通りに、煮沸消毒しようとすると、「そんなに神経質にならなくていい。」といってきました。
新生児専用の洗剤を購入して洗濯しようとしているのに、実母は、ほかの家族全員と一緒に洗ってしまうのです。
些細なことかもしれませんが、当時の私は、神経質になっていたので、母の適当さにすごくイライラしました。
今まで思ったこともなかったのに、母がすごくだらしない人に見えてきたのです。
私は、母乳のことを気にして、甘いものを控えようとしているのに、ケーキを買ってきたり、赤ちゃんが泣いているとき、すぐ抱っこしたら抱き癖がついてしまうからだめと言い出したり。
とにかく、あらゆることで、意見が食い違うのです。
そのたびに私はイライラしてしまい、ストレスがたまっていきました。
子育てで実母と喧嘩に
イライラがたまっていった私は、とうとう実母にストレスをぶつけました。
不満に思っていることを一気に爆発させたのです。
すると、母は母で、それに言い返してきました。
言い争いは続き、毎日くだらないことで揉める日々。
人生で、あんなに短期間で母と何度も喧嘩したのは初めてでした。
「もうお母さんには頼らない!出ていく!」とまで言ってしまいました。
今まであんなに仲良しだったのに。
私は喧嘩別れのような形で、子供が2か月の時に、旦那がいる県外に戻りました。
ずっと実家暮らしだった私。
結婚してからも、実家からそんなに遠くないところに住んでいたので、県外にでるのは初めてでした。
最後、空港で母と別れるとき、号泣していた母の顔を今でも忘れることができません。
あの時、一言でも謝れていればよかった、感謝の一言でも言えればよかったのに、意地を張ったまま、別れてしまいました。
子育てって大変!実母が助けてくれない生活
親元を離れ、県外での子育てが始まりました。
最初は、新鮮な生活が楽しかったし、母に口出しされない生活は快適でした。
でも、夫の仕事が忙しくなり、朝早く出勤し、夜中に帰ってくる生活が始まると、私のストレスが溜まっていきました。
引っ越したばかりで、まわりにママ友どころか知り合いもいません。
これまで実家にいたので、母と会話ができていましたが、日中誰ともしゃべることがないのです。
息子はよく泣く子だったので、ひたすら一日中泣き続ける息子と二人きり。息が詰まる毎日です。
そんな状況に自分がなって、やっと母のありがたさに気づいたのでした。
母が助けてくれない生活の辛さを実感しました。
なんだかんだ、自分は母に甘えていたのだと、心から反省しました。
実家で、母の助けがある生活は、かなりありがたいものだったのだと、終わってみてやっとわかりました。
まとめ
毎日一緒にいると、ありがたみがなくなることってあると思います。
その人がいなくなって、やっと存在に感謝するのです。
今振り返ってみると、当時の私は、出産後ということもあり、初めての経験ばかりで、理由もなくイライラしていたのです。
そのイライラを全て、母に吐き出してしまっていました。
本当に申し訳ないことをしてしまいました。
母にとっても初孫で、とてもかわいい存在の息子。
息子のためにならないことをするはずがないのです。
私や、息子のことを思って、たくさん手伝ってくれていた母。
何もわかっていないのは私のほうでした。
それからは、また母との関係も修復し、今では実家の近くに住み、何かと母に助けてもらっています。
これからは、少しでも親孝行できるような心がけをしていきたいと思っています。