子育てというのは、とても長い期間かかります。
その長い期間中に、子育てに疲れて逃げたいと感じるタイミングはどれほどあるでしょうか。
それは、おそらく数えきれないほどあるでしょう。
そもそも、どのタイミングが子育ての終わりか、というのは難しい問題です。
子どもが結婚するときが、子育ての終わりという考え方もあるでしょう。
しかし、全ての人が必ず結婚するわけではありません。
とりあえず、子どもが社会人になって、一人で生活していくことができるようになったときが子育ての終わり、ということにしてみましょう。
この考え方なら、子育ては20年前後といったところですね。
20年という長い年月の間に、何度もやってくる「逃げたい」という気持ちと、どのように向き合えば良いのでしょうか。
ちょっと考えてみましょう。
子育てに疲れた 逃げたい気持ちになるのはいつ!?
まずは、子育てに疲れた、というのはどのような意味なのでしょうか。
それは、ママが子育てに悩み考え、それでも子育てがうまくいかないときの状況を表すのです。
なにもかも順調で悩みが無ければ、子育てに疲れたりはしないでしょう。
ところが、子育てというのは、スムーズに運ばないことの方が多いと言っても良いほど、難しいものです。
一つ悩みを乗り越えたかと思うと、次々に新たな悩みが出てきます。
あまりに悩みが尽きなくて、しかも解決もできないとなれば疲れてしまいますよね。
そうなれば、自然と全てを放り出して逃げたい気持ちになるのが人間というものです。
仕事なら最悪、全てを放り出して逃げてしまうこともできます。
回りの仲間に迷惑がかかることは間違いありませんが、カバーしてもらうことができないわけではないのです。
しかし、子育てとなると、ママ以外に代わりになる人はいません。
一時的に他の人に子育てを頼むことができても、全て放り出して逃げてしまえば罪に問われます。
本当に育児放棄を実行してしまった方が、テレビのニュースで取り上げられているのを見たことがありますよね。
子育ての疲れが取れない原因は!?
子育てに疲れてしまって、しかもその疲れが取れないなんて大変な状態ですよね。
原因を考えて改善する必要があります。
早めに手を打たないと、ママが子育てノイローゼになってしまうことだってあるので注意しましょう。
原因は、溜まりに溜まったストレスを発散することができていないからかもしれません。
ママは子どもと向き合い続けているうちに、外の世界との距離が広がってしまうことがあります。
そうなると、ママと子どもだけが取り残されたような気持ちになってしまいますよね。
誰かに相談したり、思い切って他の大人に子どもを預けてママ1人でリフレッシュ外出をしてみるなど、ストレス発散をしてみましょう。
疲れが取れないと感じるのは、体が疲れているというより心が疲れている場合も多いので、気分転換がおすすめです。
子どもを預かってもらえない場合は、子どもとママの2人で外出してみるのも良いですよ。
近所の公園でも、ショッピングセンターでも、家にこもっているよりは気分が晴れるものです。
子どもが騒ぐと回りに気をつかう…などと心配なママもいるでしょうが、回りの人は意外と気にしていません。
公園はもちろんですが、ショッピングセンターなどは他にも騒いでいる子どもなんてたくさんいるものです。
子育て中で寝不足に!疲れを取るため解消したい!!
もしかしたら、子育ての疲れが取れないのは、心の疲れではなく寝不足が原因の可能性もあります。
子どもが小さい頃は、思うようにママは睡眠時間を確保できないことが多いです。
授乳中なら数時間おきに授乳する必要があるし、未就園児だったりすると日中の運動量が足りなくてなかなか寝てくれない、など理由はいろいろです。
そのような環境だと、なかなか継続して睡眠を確保することができません。
そんなときは、実家に泊まりに行って、実母などに甘えるのも手です。
あまり長期間では実母の負担が大きくなってしまいますが、数日なら可能な場合もあるのではないでしょうか。
授乳については、あらかじめ搾乳しておいてそれを与えてもらうなどの手段があります。
週末を利用して、一晩子どもをパパに任せてママが外泊、という方法もあります。
遠出しなくても、近くのビジネスホテルなどでも良いのです。
この方法には、パパの理解が欠かせませんが、うまくいけば効率よく休むことができますよ。
何より、ママの良い気分転換になります。
一人きりで一晩過ごすなんて、どれくらい経験していないか思い出せないくらいという方もいらっしゃるでしょう。
まとめ
ママに代わりはいない、というのはプレッシャーですね。
ママがどんなコンディションでも子育てをこなさなくてはならない、ということだからです。
しかし、どうしてもピンチのときは、実母や義母は頼ることができます。
本当に追い詰められてしまう前に頼ってみましょう。
パパは仕事をしている場合が多いので、週末にまとめて頼る程度になってしまいますが、それでも頼ることでママは救われます。
そもそも、パパにも子育てをする義務があるので、頼るという表現は適切ではありません。
パパが自覚をもって子育てに積極的に参加することで、ママの疲れは溜まりすぎずに済む場合もあります。
日頃からパパに協力してもらって、「やり方がわからない」という状況にならないように気を付けることが大切ですね。