お風呂でリラックスタイムを楽しんでいると、ふと、ピンク色の汚れが目に入ることはありませんか?
ああまたかと掃除しても、すぐに復活する厄介な汚れですね。
お風呂掃除には、なるべく手間を掛けたくないものです。
復活するのが早いピンクカビを退治する、正しい落とし方はあるのでしょうか?
今回は、そんなピンクカビの落とし方を探ってみましょう!
意外なアレが効く!?お風呂のピンクカビの落とし方を知る!
どこのお風呂場にもよく現れる、ピンクカビという汚れ。
こいつを掃除するのに、どんな方法を使っていますか?
私も掃除した経験がありますが、擦ると簡単に取れるものなのです。
しかし、またすぐに現れるものでもあります。
ピンクカビと呼んではいますが、ピンクカビはカビにあらず!
その正体は、酵母菌の一種なのです。
カビほど頑固ではなくても、増えるスピードが速いと言われています。
それゆえに、正しい落とし方を知っていないと、ピンクカビの増殖スピードに負けてしまうことにも…。
ピンクカビをやっつけるのには、どんな落とし方が効果的なのでしょうか?
ピンクカビの落とし方①カビキラー
カビといったらカビキラーと言うほど、メジャーで手軽な商品です。
さっとスプレーするだけで、頑固なカビに効くのも嬉しいポイントですね。
カビキラーを使ったピンクカビの落とし方も、とっても簡単です。
ピンクカビが気になる部分に、シュッとひと噴きするだけです!
お風呂の性質はご家庭によって違うので、商品裏面の使用上の注意をよく読んで使ってくださいね。
ピンクカビを見つけては擦るということをしなくても、カビキラーがピカピカにしてくれます。
お風呂場の床で、ピンクカビがやりたい放題をしてしまったときはどうしましょう?
カビキラーを床中にスプレーして、洗い流すのがいいのでしょうか?
それもひとつの方法ではあるのですが、カビキラーを多量に使うのには、抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。
カビキラーは強力ですが、塩素系なので強い刺激臭があります。
使用するにあたっては、換気にも気を付けないといけません。
使用後に残る臭いも、気になるかもしれませんね。
こうなってくると、カビキラーを使うのにも迷いが出てきますね。
他に、何かいい落とし方はないのでしょうか?
ピンクカビの落とし方②エタノール
お風呂のピンクカビには、意外な薬品がとても役に立ってくれます。
それは何と、エタノール!
エタノールは洗剤や漂白剤ではないので、落とし方が面倒ではと心配ですか?
そんなことは、まったくありませんよ。
エタノールを使ったピンクカビの落とし方も、カビキラーを使った場合と同様です。
スプレー容器があれば、それにエタノールを入れるといいでしょう。
ピンクカビが広範囲に及んでいる場合は特に、スプレーして使うのが効率的と言えます。
カビキラーと同じように、エタノールをピンクカビに噴き付けます。
数分置いて、シャワーで洗い流せば完璧です!
ブラシなどで擦るとピンクカビは消えますが、実はそこには菌が残っているのです。
きれいになったと思っても、菌が残っているために再び増殖します。
エタノールを使うと、残留する菌を限りなく少なく出来ます。
そのために、ピンクカビの復活を遅らせることに繋がるのです。
ピンクカビを掃除するには、菌を残さない!
それが、お風呂にわくピンクカビの、正しい落とし方と言えるでしょう。
塩素系漂白剤の刺激臭が苦手な方にも、ぜひお試しいただきたい方法です。
カビじゃないからスルー?お風呂のピンクカビは掃除すべき?
先ほども少し触れたように、お風呂場のピンクカビは酵母菌です。
人体にも無害な菌で、正式名称を「ロドトルラ」と言います。
カビはあからさまに嫌な感じがするけど、酵母菌と聞くと、そうでもなかったり?
おまけに人体にも無害なら、掃除することもないのではと思いませんか?
実際のところ、ピンクカビを放置して、何かよくないことが起こるのでしょうか?
単純に気持ち悪いからという人もいるでしょうが、気にならない人もいるかもしれませんね。
清潔さのレベルは、人によって違います。
これからご紹介するお話を参考に、ピンクカビを掃除するかを決めてみますか?
あっという間に大増殖
ちょっと前には、お風呂場の隅っこにいたピンクカビ。
気付いたら、あらまあ、お風呂の床中に広がってるじゃないか!
そういうことにもなりかねないのが、ピンクカビだったりします。
ちょこっとなら見て見ぬ振りを出来ても、広範囲に発生したピンクカビはさすがに無視出来ないのではないでしょうか。
ちょっとの掃除の手間を惜しんだために、結果的に広い範囲を掃除する羽目になりますね。
そうならないためにも、ピンクカビは発見次第、すぐに取り除くのがいいでしょう。
やがてカビになる
ピンクカビは、カビが生えるのと同じ場所を好みます。
やがてはカビが生える場所に、先行して発生しているとも言えるのです。
ピンク色の無害な酵母菌を放置してしまうと、ピンクカビはやがてはカビに変わっているはずです。
ピンクカビならすぐに掃除出来ても、カビとなると簡単にはきれいになりませんね。
ピンクカビを見たら次はカビ!
そんな思いを胸に、ピンクカビのうちに掃除しておきたいですね。
これら2つのことを考えると、やはり、ピンクカビを放置するのはよくないということが分かりますね。
ピンクカビの掃除を渋ってカビにするのも、つまらない話です。
比較的退治しやすいピンクカビを、こまめに掃除するのがよさそうですね。
掃除が面倒なら…お風呂のピンクカビはこう防止すべし!
防御は最大の攻撃などと言いますが、ピンクカビにも同じことが言えます。
お風呂場を侵略してほしくないのなら、まずはその発生を防止することを心掛けてみましょう。
とはいえ、厄介なピンクカビを増やさないようにするには、どうすればいいのでしょうか。
効果的な防止方法には、どんなものがあるのでしょう。
お風呂場は清潔に保つ
普通に入るだけでも、お風呂場は意外に汚れています。
目に見えない場所に、シャンプーなどの石鹸カスが残っているのです。
お風呂に発生する多くの汚れは、こういった石鹸カスを餌に増殖します。
ピンクカビとて、例外ではありません。
その日最後に入浴した人は、お風呂場を出る前にさっと周りを流しておきましょう。
その癖を付けるだけでも、ピンクカビの防止に貢献出来ますよ。
ちなみに、そのときの水温はどれくらいがいいと思いますか?
それについては、次にご紹介しましょう。
お風呂の温度と湿度を下げる
お風呂場を最後に流すなら、冷水で行いましょう。
このことが、ピンクカビにとっては面白くないことになるからです。
ピンクカビは、お風呂の程よい温かさと湿った空気を好みます。
しかし、水を流すことで、お風呂場の温度と湿度が下がります。
お風呂場を清潔にすると同時に、ピンクカビの増殖環境を悪くすることにも繋がります。
お風呂場を乾燥させる
お風呂場を清潔にし、温度と湿度を下げました。
極めつけにお風呂場を乾燥させると、ピンクカビの防止により効果的です。
浴室乾燥の機能があるお風呂は、その機能を使って乾燥させるといいでしょう。
自然乾燥に比べ、よりしっかりとピンクカビの防止を行えます。
自然乾燥も、しないよりはした方がいいに決まっています。
防犯的に問題がなさそうなら、一晩中窓を開けておくといいでしょう。
それが出来なければ、換気扇を回すといいでしょう。
ピンクカビが嫌う環境については、もうお分かりいただけましたか?
餌を与えない、増える環境を作らないことが、ピンクカビの防止には必要とされます。
どれも難しいことではないので、トライしてみるといいでしょう。
ちょっとのことでも、ピンクカビは防止出来るんですよ。
まとめ
我が家のお風呂場の床は、細かいタイル状の構造になっています。
水はけのよさを売りにした床ではあるのですが、それでもピンクカビは発生してしまいます。
ピンクカビを消すのは、実際のところ、そんなに難しいことではありません。
古い歯ブラシなどで擦れば、簡単に消えてなくなります。
しかし、そこにまだ菌が残っているとは、思いもよりませんでした。
すぐに掃除出来ても、菌が残っているからまた繁殖する。
すぐに繁殖するから、また掃除しないといけない…。
お風呂場の汚れにはカビキラーがお馴染みですが、ピンクカビにはエタノールもおすすめです。
家族みんなが使うお風呂ですから、なるべく安全なものを選んで掃除したいですよね。
ピンクカビそのものは取り除きやすいものですが、侮って放置すればいずれカビが生えてきます。
カビになると掃除はより大変になるので、掃除しやすいピンクカビの退治を徹底しましょう。
カビもピンクカビもないピカピカのお風呂で、リラックスした時間を過ごせるといいですね。