子供が保育園に通うようになると、ママはやっと一息つけますね。
一方で子供は、保育園という慣れない環境に置かれ、ストレスを感じることもあるのです。
たかがストレスと侮っていては、大変なことになるケースもあります。
子供が保育園に通うことでストレスを感じていると思ったら、ママはどうしてあげればいいのでしょうか?
保育園でストレスを感じる子供への対応でママに出来る3つのこととは?
保育園に通うにあたって、子供はどんなことでストレスを感じているのでしょう?
ストレスを感じる子供に、親としてどのように向き合うといいのでしょうか?
スキンシップする
保育園に通うことになった子供の多くは、まず一番に母親と離れることで不安を感じます。
子供を保育園に預けるのは、大人の事情です。
子供にしてみたら、訳も分からないままにママと離れることになるだけです。
とはいえ、親と離れて集団生活を送ることで、子供の成長を促せるのも確かです。
私だって子供を保育園に預けていますし、ママだって子育てを休む必要があるでしょう。
子供を保育園に預けて復職すると、子供と触れ合う時間が取れないと感じるママも多いようです。
たくさんの時間を一緒に過ごしてやりたいのは親心ですが、そう出来ない現実もありますね。
それなら、密度の濃い親子の時間を過ごせばいいのです。
一緒にいる時間が短くても、その中で可能な限りスキンシップをすると効果的です。
そうすることで、「ママはあなたのことを大切に思っているんだよ。」と子供に伝えることが出来ます。
最初は、ママと離れる寂しさの方が大きく感じられるはずです。
しかし、子供は柔軟なので、そのうちに保育園で過ごす楽しさの方に注意が向くことでしょう。
ポジティブな声掛けをする
保育園にいるお友達とすぐに馴染める子供もいれば、そうでない子供もいますね。
子供同士で仲良く遊べばいいのにと大人は思ってしまいますが、そういうわけにもいかないですよね。
保育園で知らない子供や保育士と付き合うこともまた、子供にとっては大きなストレスとなります。
人見知りそのものへの対策は、あってないようなものです。
お友達や保育士に関しては、子供自身が慣れるのを待つしかありません。
その一方で、ママとして出来ることもちゃんとあります。
それは、子供にプレッシャーを与えないことです。
何気なく口にする「頑張ろうね。」という言葉も、子供にとってはプレッシャーになる恐れがあります。
人見知りで友達が出来ないのではと、ママとしても不安になるでしょう。
しかし、「早くお友達を作ろうね。」と言うのもよくありません。
そういう働きかけをするよりは、友達が出来るとどんな楽しいことがあるかと教えてあげるといいでしょう。
その方が、子供は保育園に通うことをポジティブに捉えることが出来るようになります。
一緒に慣れると考える
保育園に通うのは子供であって、ママではありません。
その事実があるために、どうしてもすぐに慣れてくれない子供にヤキモキしてしまいます。
私も、長男が保育園に通い出した当初はそうでした。
他の子は楽しそうにしているのに、どうしてうちはダメなんだろうと悩んだものです。
では、こう考えてはいかがでしょう?
保育園に慣れていないのは、子供も自分も同じなんだということです。
子供は保育園に通うことに慣れていませんし、ママは保育園に子供を通わせることに慣れていないのです。
考え方を切り替えるだけで、ママの精神的負担は減り、その分、子供に目を向けてやることが出来るのではないでしょうか。
イライライラ…保育園でストレスを抱えるのは親も同じ!?
これまで、子供が保育園で抱え込んでくるストレスについてご紹介してきました。
しかし、保育園に通うようになってストレスを感じるのは、果たして子供だけなのでしょうか?
実は子供を保育園に通わせる親も、ストレスを溜めてしまうこともあるんです…。
子供が保育園に慣れてくれない
子供は子供で、新しい環境に慣れようと頑張っているはず…。
そう分かっていても、親としてはイライラしてしまいませんか?
特に、子供を預けて外に仕事に行くママは大変ですよね。
我が家の長男も、通い始めの1~2か月はかなり不安定でした。
体調を崩すことも多く、休むことも多かったです。
私は在宅ワーカーなのですが、家には手の掛かる次男もいます。
子供が2人いると仕事も思うように進まないしで、ストレスを覚えました。
友達ママとの関わり
保育園は、仕事をする親が子供を預ける場所です。
息子の保育園の場合も、送迎の際にゆっくりとお喋りをしているママはほとんどいません。
それでも、他のママとの関わりがまったくないかというとそうでもありません。
特に、子供の友達ママとは、いくらか接点が生まれるはずです。
私個人としては、この程度の関わりはむしろポジティブに捉えています。
一緒に出掛けたりすることはないけど、会えば話をするし、お裾分けをしたりもします。
いわゆるママ友が一人でもいると、逆に心強いものです。
しかし、そうではない人もいますよね。
他人との関わりを、極力避けたいと感じているママもいるでしょう。
ちょっとした立ち話でもしなくてはならないのなら、それはストレスになると考えられます。
先生との関わり
保育園の先生とは、上手くコミュニケーションが取れていますか?
先生に不信感を抱いてしまうと、子供を預けること自体がストレスになりかねません。
保育園の先生は、残念ながらすべていい人だとは言えない場合もあります。
保育園によっては保育士の負担が大き過ぎて、子供一人一人に目を配れていないところもあるようです。
子供から様子を聞いたり、子供が先生を理由に登園を渋るようなら、何らかの対策が必要だと考えられます。
このように、保育園に通うことでストレスを抱えるのは、何も子供だけではないようです。
しかし、そこは大人です。
何とか現実と折り合いをつけて、何らかの変更が必要なら潔く行動しなくてはなりませんね。
とはいえ、そうすることもまた、ストレスだったりするのですが…。
まとめ
長男が保育園に入ったとき、入園とはこんなに苦労するものなのかと思いました。
長男は年中からの保育園で、それまではずっと私にべったりでした。
私としては保育園に行ってくれることでやれやれと思いましたが、息子にしてみたら大きなストレスだったようです。
保育園に通い始めた当初は、体調を崩すことも多く大変でした。
しかし、保育園で友達と遊ぶ楽しさを覚えると、体調を崩す割合も減ったように思います。
今では、風邪で休んだりすると、家で寝ていないといけないのが苦痛になったほどです。
子供の対応力はすごいなと、感心させられます。
子供は、いつか保育園に慣れてくれます。
それまでは我慢比べのような状況が続きますが、気長に付き合ってあげてください。
突き放すような荒療治よりは、傍に寄り添ってストレスを分かち合ってあげるのがいいでしょう。
それが、子供が保育園に慣れる近道だと言えるでしょう。