私は、自分が二人兄弟だったこともあり、上の子を産んだ時から、上の子に兄弟を作ってあげたいと常々思っていました。
ですから、二人目を妊娠した時は、本当にうれしかったです。
男の子の二歳差兄弟。
育児は大変そうだけど、性別が一緒だったら、きっと仲の良い兄弟になってくれるはず!!
次男が産まれるまでは、兄弟で遊ぶところを想像しながら、幸せな未来を描いていました。
ところが、想像以上に二歳差育児は大変でした。
今回は、二歳差育児についてお話ししたいと思います。
二歳差育児が辛い!!
上の子が、ちょうどイヤイヤ期真っ盛りの二歳の時に、下の子が産まれました。
「赤ちゃん返りするから気を付けたほうがいいよ。」
「上の子が嫉妬するから、上の子中心に動いたほうがいいよ。」
いろんなアドバイスをまわりからもらっていました。
上の子のことを大切にしながら、新生児の次男の子育てをがんばろうと、私も決意していたはずでした。
しかし、現実はそんなに甘くはありませんでした。
新生児は、とにかく頻繁に、授乳とオムツ替えが必要です。
できるなら、家に引きこもって生活したいところでしたが、長男がいると、そうも行きません。
新生児の次男を抱っこして、長男をベビーカーに乗せて外出するのですが、長男が途中でベビーカーを降りたがったり、歩かせてみると、きついといいだしたり。
すぐそばの公園やスーパーに行くのに、普段の何倍もの時間がかかりました。
また、二歳差の幼い二人をお風呂に入れるときも大変でした。
二人の機嫌のいい時間帯を狙って、効率よく入れようと、いろいろ試しましたが、うまくいく可能性は非常に低く、大概どちらかが泣きながらお風呂に入るはめになりました。
また、その後の寝かしつけも大変です。
次男がすんなり寝てくれる時はいいのですが、授乳して抱っこしてもなかなか寝てくれない日は、長男の機嫌が悪くなりました。
「僕もママと寝たい!!」と長男がぐずってしまうのです。
そういうわけで、次男が産まれてからしばらくは、二人の息子に振り回され、とにかく忙しい日々でした。
なんだか育児が辛くなってしまったのもこの頃でした。
二歳差兄弟!上の子にイライラ!?
慌ただしい毎日は、時が過ぎるのも早く、長男が三歳、次男が一歳になりました。
この頃の私は、育児が辛いというよりは、いつもイライラしてしまっていました。
長男も三歳になり、もうすぐ幼稚園入園という時期でした。
もうすぐ幼稚園に入るのだから、しっかりしてほしいという思いから、上の子にどうしても厳しくしてしまったのです。
下の子のことは、とにかくかわいくて、何をしても多少のことは許せてしまうのですが、長男は違います。
私も意識していたつもりはなかったのですが、1人目の子には、どうしても気合が入ってしまうのかもしれません。
何事も、お兄ちゃんなんだからできて当たり前、しっかりしてほしいと思ってしまいます。
逆に、下の子には、どうしても甘くなってしまうのです。
そんな時、長男がいつも「どうしてぼくばっかり…」と、悲しく言うのです。
私にとっては、長男も次男もどちらも何よりも大切な存在です。
それなのに、長男にばかりイライラしてしまい、時に自己嫌悪に陥ることもありました。
どうしても、長男にたいしては、熱が入ってしまい、厳しく指導してしまっていました。
兄弟が二歳差のメリット!
また、時は過ぎ、今度は長男が六歳、次男が四歳になりました。
ここにきて、私はやっと、二歳差兄弟っていいな。
二歳差で産んでよかったなと思えることが増えてきました。
次男も幼稚園年中さんになると、身支度など、だいたい自分のことは自分でできるようになりました。
だいぶ手が離れたことも楽になったし、なにより二人で仲良く遊んでくれるようになったのです。
私が中に入らなくても、二人でルールを決めて遊びだすし、二人で盛り上がっていてとても楽しそうです。
また、次男は長男の真似をしたがり、できないことにも果敢に挑戦するので、何事も覚えが早いです。
また、長男は、次男にやさしく教えてくれるようになったので、とてもありがたいです。
年が近いので、お互いの友達とも、仲間に入って遊べるし、とても楽しそうです。
赤ちゃんの頃は、本当に大変だったけど、二歳差でよかったなぁと、やっと思えるようになりました。
まとめ
振り返ってみると、二歳差育児は、下の子が幼稚園に入る前くらいの時期までは、本当に大変でした。
あまりに、忙しく慌ただしかったので、イライラすることも多かったし、怒鳴ってしまった日も、多々ありました。
でも、子供が成長するにつれ、育児は楽になり、二人の息子が仲良く遊んでいる姿はとても微笑ましいです。
小学生になった今、二人はとても仲の良い兄弟です。
この先、大人になるにつれて、いろいろ悩んだり、困難にぶつかることもあると思います。
そんな時、もちろん私も、二人の支えになりたいですが、兄弟だからこそ助け合えるシーンもたくさんでてくると思うのです。
そんな時、協力しあえる兄弟に育ってほしいと思います。
やっぱり、二歳差兄弟でよかったと、改めて実感する日がくるはずです。